宮城　滝太

みやぎ　だいた

先発、リリーフ兼用の育成出身右腕

角度のあるストレートと、切れ味鋭いフォークで勝負する育成出身右腕。支配下3年目の昨季は、一軍登板がわずか1試合と不本意な成績に終わった。

滋賀学園高校では2年春のセンバツに出場し、引き分け再試合の2試合に登板した。育成ドラフト1位で入団したベイスターズでは、高卒1年目から二軍で9試合に先発して3勝。2年目の2020年には7月下旬から5連勝をマークしてイースタンリーグの最多勝利投手となった。

2021年オフに右肘クリーニング手術を行い、リハビリを経て復帰した2022年には、期限ぎりぎりの7月30日に支配下登録。一軍昇格はなかったが、二軍では10試合連続無失点など格上の投球を見せた。

2023年は8月に一軍昇格を果たし、プロ初登板となった巨人戦では、2イニングで3奪三振と好投。クライマックスシリーズ進出がかかった9月末の阪神戦では、1死満塁のピンチで起用されて大山悠輔を三振に打ち取るなど、11試合に登板して3ホールドをマークした。

2024年は交流戦での1試合のみの登板に終わったが、二軍ではリリーフから、後半戦は先発として31試合に登板して4勝3敗、防御率3.92を記録した。

オフには山﨑康晃と自主トレを行い、新球カーブを伝授された。今季は一軍で40登板が目標だ。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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