益子　京右

ましこ　きょうすけ

一軍定着が期待される『益子キャノン』

強肩とパンチ力のある打撃が光る捕手。昨季は二軍で70試合に出場したが、打撃不振でプロ2年目以来となる一軍出場なしに終わった。

青藍泰斗高校では高校通算23本塁打。二塁への送球タイム1.72秒の鉄砲肩も評価が高かった。

当時から甲斐拓也（巨人）が二塁へ送球する動画を何度も見て練習するなど、研究熱心な面もあり、その正確なスローイングから『益子キャノン』と評された。

2018年ドラフト5位で入団したプロでは、1年目に二軍で31試合に出場して本塁打も放った。2020年には7月のイースタンリーグの埼玉西武戦で満塁本塁打を放った。

二軍の正捕手格となった2021年は72試合に出場し、シーズン終盤には一軍昇格、即スタメンでプロ初安打をマークし、捕手としても東克樹の復活勝利をアシストした。

2022年には8月に開催された大学・社会人選抜vs.U-23NPB選抜のメンバーに選ばれた。二軍では着実に実績を積み重ね、2022・23年とも1試合のみだが、一軍出場を果たした。

2024年は二軍の主戦捕手として70試合に出場したが、打率.219と低迷して自身4年ぶりとなる一軍出場なし。それでも9月は月間打率.310と調子を上げ、日本シリーズ出場資格者名簿には名を連ねた。今季は一軍の捕手争いに食い込むことが目標だ。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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