桑原　将志

くわはら　まさゆき

大一番で本領発揮したハマのムードメーカー

攻走守三拍子揃ったムードメーカー。昨季は若手の台頭で出場数が減ったが、日本シリーズではMVPの活躍で、26年ぶり日本一の原動力となった。

福知山成美高校では部員の不祥事による対外試合禁止の期間もあり、甲子園出場はなし。2011年ドラフト4位で入団したベイスターズでは、2016年に初めて規定打席に到達。2017年は自己最多の13本塁打を放ち、ゴールデングラブ賞に選出された。

2018年には史上67人目となるサイクルヒットを記録したが、好不調の波が激しく低迷の時期が続いた。転機になったのが、三浦大輔監督が就任した2021年。開幕から1番に定着し、打率.310で最後まで首位打者争いに参戦した。

2022・23年はいずれも打率2割5分台と数字は残せなかったが、ダイビングキャッチが代名詞の外野守備では、2022年に守備率10割、2023年は自身2度目のゴールデングラブ賞と大きな戦力になった。

2024年は度会隆輝や梶原昂希の台頭もあり、出場機会が減ったが、9月に月間打率.385と活躍。そのままの勢いでポストシーズン全試合にスタメン出場。日本シリーズでは新記録となる5試合連続打点など、打率.444、1本塁打、9打点の活躍でMVPに選出された。

ハマのガッツマンは、今季も闘志あふれるプレーでチームを牽引する。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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