小園　健太

こぞの　けんた

素質開花が待たれるエース候補

完成度の高いピッチングで、将来のエース候補に期待されるドラ1右腕。昨季は4月の一軍デビュー戦で結果を残せず、1試合のみの登板でシーズンを終えた。

中学時代から硬式のクラブチームのエースとして日本選手権に優勝。市立和歌山高校では、3年春の甲子園に出場して、初戦の県岐阜商業高校戦で完封勝利を記録。ドラフトでは2球団の競合となり、三浦大輔監督自らがクジを引き当てた。

プロ1年目の2022年は二軍デビュー戦で、最速147キロをマークして大器の片鱗を見せると、2年目から二軍で先発ローテ入り。チーム2位の83回1/3を記録するなど、エース候補として英才教育を受けた。

2024年はオープン戦で、3試合に登板して防御率2.25と結果を残し、4月10日の中日戦でプロ初登板初先発デビュー。松尾汐恩とのドラ1バッテリーとなったが、3回途中5失点でKOとプロの洗礼を浴びた。

二軍では6月頭まで8試合で防御率1.50と好投したが、右脇腹を痛めて離脱し、最終的に18試合に登板して3勝3敗、防御率4.46に終わった。

最速152キロのストレートに多彩な変化球をコントロール良く投げ分け、投球術も含めたマウンドさばきは評価が高い。エース候補にとって、覚醒が期待される今季は勝負の年になる。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

いつでもどこでも視聴できる！

※配信コンテンツは放送番組とは異なります。配信予定をご確認ください