ジャクソン

じゃくそん

荒れ球が武器の助っ人先発右腕

190センチの長身から投じる、空振りが取れる速球が武器の先発右腕。来日1年目から先発の柱的存在となり、規定投球回に到達してチーム2位の8勝をマークした。

2017年のMLBドラフト12巡目（全体370位）でドジャースに入団。プロ5年目の2021年に、若手有望株がそろうオールスター・フューチャーズゲームに選出され、同年8月にMLBデビューを果たした。

シーズン途中に移籍した2023年は、19試合に登板して1勝3敗2セーブ、防御率4.99をマーク。ドジャースでの7試合は全てリリーフ登板だったが、パイレーツでは12試合中7試合に先発で起用された。

持ち味は奪三振率の高さで、マイナー通算で10.10、メジャー3年間も8.27と高い数値を誇る。

ベイスターズでは1年目から先発ローテに定着。来日初登板で初勝利をマークした後、不安定な投球が続いて5月に二軍降格となったが、再昇格後は日本野球にアジャストして持ち味を発揮した。

8月8日の中日戦で5勝目をマークして以降は、8試合負けなしで4勝。ポストシーズンでも、クライマックスシリーズのファーストステージで勝ち投手となり、日本シリーズでは完封勝利に貢献した。

今季はバウアーの電撃復帰もあり、外国人枠争いが激しくなるが、先発右腕の一番手として2ケタ勝利が目標だ。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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