堀岡　隼人

ほりおか　はやと

『3度目の正直』で飛躍を誓うリリーフ右腕

150キロ前後の速球に、落差の大きいフォークボールで勝負する本格派右腕。育成契約でスタートした昨季は、6月に支配下登録され、一軍で6試合に登板して復活をアピールした。

青森山田高校では3年春に甲子園出場を果たし、敦賀気比高校の山﨑颯一郎（現オリックス）と白熱の投手戦を演じた。

育成ドラフト7位で入団した巨人では、3年目の2019年に球団の高卒投手初となる支配下登録を勝ち取り、一軍で3試合に登板。2020年は12試合登板でプロ初ホールドも記録した。

2021年のシーズン終了後に再び育成契約となり、2023年に支配下登録されたが、一軍では3試合登板で防御率13.50と結果を残せず戦力外となった。

同年オフ、育成契約でベイスターズ入団。2024年は二軍で17試合に登板して1勝1敗、防御率2.60の成績を残して、6月8日に自身3度目の支配下登録。

背番号『92』で再スタートとなった一軍ではチャンスが少なかったが、登板した6試合全てで無失点に抑え、レギュラーシーズン最終登板で移籍後初ホールドを記録した。

ポストシーズンでは古巣の巨人相手に2試合に登板するなど、クライマックスシリーズで3試合に登板して無失点。日本シリーズのマウンドにも上がった。神奈川県秦野市出身の右腕は、今季こそ地元で一軍定着を目指す。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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