浜地　真澄

はまち　ますみ

『火消し役』の適性を持つリリーフ右腕

150キロ前後の力強い速球が武器のリリーフ右腕。2022年の自己最多登板から2年連続で登板数が減少し、現役ドラフトでの移籍となった。

福岡大学附属大濠高校では、山本由伸（ドジャース）、梅野雄吾（中日）らと並んで『九州四天王』と呼ばれた。3年春に九州大会で優勝したが、夏の県大会は初戦敗退で甲子園出場はならなかった。

ドラフト4位で入団した阪神では、2年目にウエスタン・リーグで9試合に登板して、3勝1敗1セーブ、防御率1.00の好成績でチームの優勝に貢献。ファーム日本選手権で先発を任された。

初の一軍昇格はプロ3年目の2019年で、オープン戦で好投を続けて開幕ローテ入りしたが、先発は1試合のみで、5月の再昇格後はリリーフとなり、この年は21試合登板で2勝1敗、防御率6.11でシーズンを終えた。

その後はコロナ禍の影響もあり不振が続いたが、ブレイクを果たしたのが2022年。開幕一軍から無死満塁での登板を無失点に抑えるなど、ピンチの場面でのスクランブル登板で結果を残し、52試合登板で1勝3敗21ホールド、防御率1.14と、ブルペンの中心的存在となった。

2023年は30試合、昨季は18試合と登板数が減っているが、新天地では自己最多登板数と同じ背番号を目標にフル回転を誓う。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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