ディアス

でぃあす

鉄腕助っ人の魂を受け継ぐ『ラ・ピエドラ』

191cmの長身から投げ下ろす150キロ超の速球と、スライダーが武器のベネズエラ人左腕。昨季はシーズン途中に、来日5年目で念願の支配下登録を勝ち取り、一軍で7試合に登板した。

プロ経験がないまま、ドミニカ共和国で行われたトライアウトに合格して2019年11月に育成契約。入団会見では、ベネズエラ出身の先輩であるエスコバーのお立ち台での決め台詞である「オトコハ、ダマッテ、ナゲルダケ」と日本語で意気込みを語った。

来日1年目の2020年からBCリーグ・神奈川に派遣され、イースタンリーグでも13試合に登板。2年目の2021年は8試合に登板し、2年間で計3勝をマークした。

2022年は4月に左ひじのトミー・ジョン手術を行い、シーズンを棒に振った。実戦復帰した2023年は二軍で5試合に登板し、秋季教育リーグでも順調な回復ぶりを見せた。

2024年は二軍で6月頭までに14試合登板で0勝1敗1セーブ、防御率3.29の成績を残して6月8日に支配下登録。同日の交流戦・福岡ソフトバンク戦で一軍昇格後、即登板となった。

新しい背番号のユニフォームが間に合わず3ケタの背番号のままだったが、ピンチの場面で無失点デビューを果たした。外国人枠の激しくなる今季は、1試合でも多く一軍で登板することが目標だ。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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