東妻　純平

あづま　じゅんぺい

強打の捕手が外野も守り一軍定着へ

正確なスローイングの守備に、パンチ力を秘めた打撃も魅力の有望株。昨季は二軍で主に外野手として出場し、自己最多の5本塁打をマーク。プロ5年目で念願の一軍デビューも果たした。

千葉ロッテの投手である東妻勇輔は実兄で、兄と同じ智弁和歌山高校出身。1年時に高嶋仁前監督の勧めで捕手に転向し、阪神などで捕手として活躍した中谷仁監督のもと、プロレベルの指導を受けた。甲子園には5季連続で出場し、2年春には正捕手として準優勝メンバーになった。

2019年ドラフト4位で入団したプロでは、1年目から二軍で32試合出場。実戦経験を積みながらフィジカル面を強化した。64試合に出場した2021年は外野での起用も増えた。

2022年は二軍で捕手として2番目の55試合出場、打率.244、2本塁打。2023年は二軍で4本塁打を放ち、オフにはオーストラリアのウインターリーグに参加して、捕手だけでなく一塁や外野も守り、4番打者も務めて、週間最優秀打者に選出された。

2024年は二軍で77試合に出場し、打率は.194だが5本塁打をマーク。9月には広島戦でレフトとして一軍初出場を果たし、阪神戦では代打でプロ初安打、初打点を記録した。

今季の目標は一軍定着だが、捕手以外のポジションもこなすマルチさは強みになる。

TEXT by 大久保泰伸
データ提供：データスタジアム

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