オファ・トゥウンガファシ（ブルーズ）

元トンガ代表のLO（ロック）で、1987年のワールドカップに出場した父・モフイケの影響で、幼少期からラグビーに親しんだ。マンゲレ・カレッジに在学中、オークランドとブルーズのデベロップメント・スコッドを経験。U17、U20のニュージーランド代表にも選出された。

2013年のハリケーンズ戦でスーパーラグビーデビュー。2015年は1試合を除いて先発出場し、2016年は全15試合に出場した。ブルーズの主力に定着すると、2016年のウェールズ代表戦で、オールブラックスデビューを飾った。2017年には南アフリカ代表戦で初トライを決め、2019年のワールドカップ日本大会では4試合に出場した。

2021年、ブルーズで100キャップを獲得し、2023年のワールドカップフランス大会でもスコッド入りし、4試合に出場した。ブルーズはもちろん、オールブラックスでも欠かせない右PRだ。

◆10人兄弟の5番目。フィールド外では小児病院への寄付を募るため、ドレッドヘアを剃り落とすなど、特に若者に焦点を当てた地域社会への貢献活動家の顔を持っている。コロナ禍でのロックダウン中、自宅の裏庭で車をスクラムマシンとして使っている動画が、インターネット上で話題になった。

TEXT by 斉藤健仁