※2021年　リアキ・モリ

サンウルブズで活躍し、今秋、日本代表入りを果たしたLOで、ラインアウトやキックオフといった空中戦はもちろんのこと、ボールキャリアとしても期待がかかる。

ニュージーランドのオークランド出身で、11歳でラグビーを始めた。2010年からITMカップのオークランド州代表に選出され、U20ニュージーランド代表として活躍。2012年からは3年間、スーパーラグビーのブルーズで、元日本代表指揮官のジョン・カーワンHC（ヘッドコーチ）の下で24試合プレーした。

2015年はケガなどの影響により、ブルーズに選出されなかったが、2016年に、サンウルブズに加入し再びスーパーラグビーでプレー。2017年からは日野に在籍していたが、脳しんとうで1年間試合に出られなかった。2021年はトップリーグで6試合に出場し、来季からは横浜キヤノンイーグルスでプレーする。

今春、日本代表候補に入り、6月はサンウルブズのメンバーとして日本代表と対戦した。ジョセフHCからもその経験を期待されている。度重なるケガを乗り越え、桜のジャージに袖を通すチャンスをつかむことができるか。

◆本人は「何でそう呼ばれるかわからない」と言うものの、愛称は「モンスター」。どうやら、プレーの破壊力から、ニュージーランド時代にそう呼ばれるようになったらしい。トレードマークだった長髪を最近ばっさり切った。トンガと日本のハーフである洋子夫人との間に娘がいる。

TEXT by 斉藤健仁
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