DTMとは

1984年から1995年まで、ドイツを中心に開催され、絶大な人気を博したドイチェ・ツーレンワーゲン・マイスターシャフト(DTM)。過激な開発競争とFIAによる国際化により、最終的にシリーズは消滅の憂き目にあうが、その反省を活かし2000年に復活したのが、現在のドイツ・ツーレンワーゲン・マスターズ=新生DTMだ。

シリーズ開始当初はメルセデスベンツ、オペル、アウディが参戦していたが、オペルが撤退。2006年から2011年まではメルセデス、アウディの2社により、4ドアの車両をベースに激しい戦いが繰り広げられてきたが、2012年から2ドアクーペに車両規定を変更。これと同時にBMWがM3 DTMで参戦を開始し、ふたたび3社による戦いがスタートした。2018年にメルセデスが撤退したが、2019年からアストンマーチンが参戦となり新たな3社による戦いとなっている。

車両は3メーカーの市販車のイメージを保ちながらも、外観上は巨大なフェンダーやリヤウイングで武装されている。その一方で、車両の核となるモノコックやリヤウイングなど、主要部品は3メーカーとも統一化され、 外観上で改造できる範囲も限定。旧DTMの反省を活かし、コストを抑制する工夫が為されている。タイヤもワンメイクで、現在はハンコックが供給。2019年から日本のスーパーGT GT500クラスと車両規定統一化(クラス1)に向けて、2リッター直4直噴ターボエンジンを採用し、リアウィングの形状も変更された。ドライバーラインナップも豪華で、F1を戦ってきた有名ドライバー、F1入りを狙うドライバー、ハコのスペシャリスト等、世界中で戦った名手たちが集う。

レースはノックアウト形式の予選、そしてピットストップの義務がある中距離レースで争われる。ハコならではと言えるサイド・バイ・サイドのバトルの激しさは、旧DTM時代から変わらない。レースを盛り上げるべく、F1で導入されていたドラッグ・リダクション・システム(DRS)、ラップタイムが上がるもののライフが短いオプションタイヤを導入。DRSはストレートでリヤウイングが傾き空気抵抗を減らし追い抜きを促進。また、2019年からエンジンへ一時的に燃料流量を増やすことが可能となるプッシュ・トゥ・パスも採用するなどエキサイティング度が増した。

また、サーキットを訪れる観客の多さはF1に迫るレベルで、ツーリングカーレースとしては世界屈指。パドックの雰囲気なども、非常に質感高く形作られている。毎戦数万の観客が訪れるほか、ドイツでは国営放送でテレビ中継されているほどだ。

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