ジロ・デ・イタリア2024

STAGE 10

第10ステージ

ポンペイ>クザーノ・ムトリ

142 km
5月14日(火)午後9:00 - 深夜1:20
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後7:55 - 深夜2:20
J SPORTSオンデマンド限定
今大会3回目の山頂フィニッシュは独走逃げ切りか?

コースの特徴

コースマップ

美しきナポリ近郊で、ゆっくりと静養したジロ一行に、これ以上のんびりしている時間などない。短いステージは、地形を目まぐるしく変化させ、道の終わりには今大会3回目の山頂フィニッシュが待ち構える。

ヴェスヴィオ火山の麓、紀元前に火砕流で地中に埋もれたポンペイ考古学公園からスタートすると、まずは平地をひたすら進む。かといって休息日の延長とは行くまい。乱れたリズムを大急ぎで調整しなければならないし、マリア・チクラミーノ候補たちが、52km地点の中間ポイント目掛けて爆走する可能性も大いにある。

続いて南アペニン山脈の厄介なアップダウンコースへ。2級山岳カンポザウロ(6.1km・7.8%・最大14%)は、ヘアピンカーブ満載の長いダウンヒルにも警戒が必要だ。その後またしても5%弱の無等級の上り(ただしインテルジロ用ポイントが仕掛けられている)やら、小さなアップダウンやらを忙しくこなす。

直近過去2回は独走逃げ切り勝利

最後は長い山道へ。フィニッシュ手前17.9km、クザーノ・ムトリの町から、いよいよ最終1級山岳ボッカ・デッラ・セルヴァへと挑みかかる。平均勾配はほんの5.6%に過ぎないが、途中に2度の短い下りを挟むため、序盤と終盤の実質的な勾配は7〜8%台が延々と続く。しかも山頂手前は樹木がほとんどなく、谷底から常に強い風が吹き上げているという。

2016年大会6日目と2021年大会8日目でも、ジロはボッカ・デッラ・セルヴァを通過しているが、この山のてっぺんでフィニッシュを争うのは大会史上初めて。しかも2021年は反対側からの登坂だった。ちなみに両ステージは、いずれも独走逃げ切り勝利で幕を閉じている。

text:宮本あさか



MAP



関連観光スポット


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観光名所

ポンペイ遺跡公園

第10ステージのスタート地点である古代都市・ポンペイ。紀元79年にヴェスヴィオ火山の噴火により街全体が灰の下に埋まり、18世紀頃に発掘された。建物や日常生活で使われていた物などが掘り起こされ、古代ローマの市民の生活を紐解く重要な巨大遺跡だ。
ゼウス像のあるジュピター神殿や円形劇場、スタビアーネ浴場など、人々が集まっていた場所を見ることが出来る。さらに、古代の壺、キッチン、ベーカリーなど日常生活を感じられるものも残っている。


MAP



Difference in height
高低差図
高低差図
Detail
詳細
詳細 詳細 詳細 詳細
Time schedule
タイムスケジュール
ポイント 残り距離 現地時間 日本時間
38 km/h 36 km/h 34 km/h 38 km/h 36 km/h 34 km/h
オフィシャル
スタート
142.0 km 13:15 13:15 13:15 20:15 20:15 20:15
中間SP 89.9 km 14:24 14:27 14:31 21:24 21:27 21:31
2級山岳 59.5 km 15:15 15:22 15:30 22:15 22:22 22:30
インテルジロ 37.2 km 15:49 15:58 16:08 22:49 22:58 23:08
中間SP 20.6 km 16:10 16:20 16:31 23:10 23:20 23:31
1級山岳
フィニッシュ
0.0 km 16:58 17:12 17:27 23:58 00:12 00:27

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