ニールソン・パウレス

ニールソン・パウレスNeilson POWLESS

PROFILE

チーム: EFエデュケーション・イージーポスト
生年月日: 1996年9月3日
身長/体重: 183cm／67kg
国籍: アメリカ
Strava: Neilson Powless
Twitter: @NPowless
Instagram: neilsonpowless
Facebook: Neilson Powless

【Past results】
2017年：国内選手権U-23ロードレース優勝＆個人タイムトライアル3位、国内選手権ロードレース2位＆個人タイムトライアル3位、ツアー・オブ・ユタ総合4位、ジロビオ総合6位
2018年：ツアー・オブ・ブリテン総合7位
2019年：国内選手権チームタイムトライアル2位＆ロードレース3位、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合7位、ジャパンカップ7位
2020年：ヘラルド・サン・ツアー総合4位
2021年：クラシカ・サンセバスティアン優勝、UAEツアー総合5位、世界選手権ロードレース5位
2022年：ジャパンカップ優勝、ツール・ド・スイス総合4位、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ8位
2023年：エトワール・ド・ベセージュ総合優勝、グランプリ・シクリスト・ラ・マルセイエーズ優勝

少年時代にはトライアスロンやMTBレースに参戦し、17歳からロードレースシーンに登場。2016のツアー・オブ・カリフォルニアで総合9位、ツール・ド・ラヴニールでステージ勝利を飾ってから、2018年にはワールドツアーカレンダーをスタートさせた。

ワンデーレースからグランツールまでオールマイティーに活躍し、クライマーでありパンチャーであり、TTもこなす。2020年から母国アメリカのチーム、EFに所属し、昨年のツール・ド・フランスでは総合12位と、GCライダーとしての可能性も見せつつある。「どんな地形であろうとレースを争うことができるのが強み」と本人も語る。

勝利がなかった昨シーズン、ジャパンカップを華麗に勝ち切り、「今年は多くの進歩を遂げたが、常に勝利が足りなかった。ライダーとしてやはり勝ちたいというのが本音。最後のレースでそれが達成できて本当にうれしい」と、シーズンを締め括った。

今年は既にフランスのワンデーレースを1勝、5日間のステージレースを総合優勝し、パリ〜ニースは総合6位で終えている。その後はクラシックレースを転戦予定だ。原点であるオフロードのオルタナティブレース参戦にも意欲を見せる。

また、スポーツ一家で、母は1992年のオリンピックでマラソンを走った。父は空軍に所属し、アイアンマンに出場。姉もプロのサイクリストであり、アメリカ代表としてレースを走り、現在はトラック競技の女子チームパシュートメンバーとしても活躍する。もっぱら家族の時間は、湖で泳いだり、走ったり、北カリフォルニアのトレイルで自転車に乗ったりと、屋外で過ごすことが多かったという。

text：滝沢佳奈子