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モーグル ルール

ルール

モーグルとはフリースタイルスキーは、モーグル、エアリアル、スキークロス、ハーフパイプ、スロープスタイルの5分野に分かれている。モーグルは1人ずつ滑走するモーグルと、2人同時に滑走して勝ち抜けを争うデュアルモーグルがある。ここではモーグルとデュアルモーグルについて解説する。


モーグルとは

ノルウェー語で雪上のコブを意味するモーグル(Mogul)競技とは、雪面に規則的なコブが配置された急斜面での滑走を、高いターン技術、エア演技、ハイスピードの3要素で審査する競技である。採点配分はターンが全体の50%、エア25%、スピード25%。

「3D」と呼ばれる宙返りや水平軸のずれた回転が取り入れられ、難易度が一段と増しているエアに注目が集まるが、あくまで最重要要素は「ターン」。柔らかなひざ使いで、滑らかに正確にコブを乗り越え、いち早くフィニッシュラインにたどり着くことがモーグルの基本だ。

またレース中には音楽が使用される。ビートの効いたエネルギーあふれた音楽のおかげで、華やかなショー要素も高い。


ワールドカップ開催時期

ワールドカップ開催時期ワールドカップ開催時期FISワールドカップスキー・フリースタイル男女モーグル・デュアルモーグル大会の2013/14シーズンは2013年12月14日から2014年3月16日まで。モーグルは男女とも8レース、デュアルモーグルは男女4レース行われる。
Photo:Getty Images/アフロ


ワールドカップ参加条件

  1. FISポイントで計算された出場枠に従って、各国スキー連盟が選手を派遣する。
  2. 男女合わせて各国最大12枠(各性別の最大参加枠は7)。日本は男子7・女子7の最大枠を与えられている。
  3. 前年度のワールドカップ総合勝者は、国別出場枠とは無関係に大会への出場が許可される。また大会開催国は、男女3枠ずつ加えられる。
  4. 出場選手はFISポイントを最低25ポイント保有していること。

ワールドカップ大会ルール

モーグル

  1. ・ワールドカップランキングリストの上位25選手には、各大会毎に、それぞれのランキングに該当するビブスが与えられる。
  2. 予選と本戦の2本が行われる。予選・本戦共に基本的に1ランずつだが、人数を絞り込むために2ランずつ行うことも可能。
  3. 予選が1回の場合、予選上位12〜16人が本戦に進出。予選が2回の場合、2次予選進出は20人。また本戦が2回の場合は、2次本戦進出者は6人。
  4. 本戦は、予選で最も成績の悪かった選手から滑走を行う。予選首位通過者が本戦の最終走者。
  5. 予選結果は本戦には反映されない。最終結果は本戦の1ランで決定する。

デュアルモーグル

  1. 通常のモーグル競技が1人ずつ急坂を滑り降りるのに対して、デュアルモーグルは赤・青のコースに分かれた2人が同時に坂を滑り降り、1対1で勝ち抜けを争う。対決に勝利した選手は次のラウンドへ進出、決勝まで1対1で対決を続ける。
  2. 予選の対決順は、ワールドカップランキングに基づいて決定される。トップ16選手はランキング順にシード権が与えられ、17〜32位選手は抽選で17〜32シードを配分。それ以降はドローで順番を決定。
  3. 対決はシード1位選手vs最下位、シード2位選手vs最後から2番目・・・という組み合わせで、トーナメント形式で行われる。
  4. 本戦に進出できる選手は8/16/24/32人。
  5. 上位1位〜4位に限って、順位決定戦で順位を決する。
  6. 採点配分は通常のモーグルと同じ。
  7. 各審判には5票ずつ与えられ、赤と青に5-0、4-1、3-2、2-3、1-4、0-5という配分で投票する。各色のトータル得票数で勝敗を決する。


スコア

ターン

  1. スコア全体の50%を占める。ポイントは最高15pt。
  2. 審判7人制の場合は5ジャッジが採点し、最も高いスコアと低いスコアを除いた3人の得点が合計される。審判5人制の場合は3人のジャッジが採点し、全得点が合計される。各ジャッジの持ち点は5pt。
  3. ターンの基本は4点。1)フォールライン、2)カービング、3)体の伸縮、4)上半身の状態。
    1)フォールライン
    スタートからゴールまでの最短距離を走ること。スタート時に選んだフォールライン上を滑り降りることが最善である。
    2)カービング
    ターンによって描かれるカーブの軌跡と、ターン時のボディポジションが安定し自然なものであること。
    3)体の伸縮
    コブをなぞるための、ひざの伸縮。伸縮いずれの時も、スキーが雪面にかける圧力は同じであること。
    4)上半身の状態
    頭部は常に前方を向いていること、胴体は真っ直ぐ自然な状態であること。両手は体の前面に自然な状態で。ストックは軽快に。
  4. 滑走中のミスはターン点から減点される。減点が大きいのは滑降停止1.5pt、転倒や中断1.1〜1.4pt。さらには手つき、横滑り、フォールライン変更などが減点対象。

エア

  1. スコア全体の25%を占める。1ジャンプあたりの最大ポイントは3.75pt。1ランあたりの最大ポイントは7.5pt。
  2. 1ランあたりのエアポイントはフォームスコア×難易度。
  3. 2人のジャッジが採点し、両者の出したポイントの平均が得点として採用される。
  4. ジャンプは全部で5種類。1)フリップ(宙返り)、2)ループ(側転)、3)ストレートローテーション(水平回転)、4)オフアクシス(軸をずらした回転)、5)アップライト(回転なしの立ち技)。
    1回のランで2種類のジャンプをすること。2回同じジャンプをした場合は、最も良くできたジャンプのポイントのみが採点される。ただしインバートの回転方向が違う(フロントvsバック)、オフアクシスとストレートローテーションで回転が180度以上違う、アップライトで動作回数が違う場合は、別種類のジャンプとみなされる。
  5. フォームスコア
    1回のジャンプにつき0.1〜2.5ポイント。基準は1)フォームやランディングの質、2)エアの高さや距離、3)自発性。とくに意図を持った動き(大胆さ、コントロール、バランス、動きの連続性)が尊重される。
  6. 難易度
    ジャンプを技回数、回転方向、ツイスト(回転度数)、ポジション、ポジション変化、グラブ、スイッチ(着離陸)、技種、性別etc.で細かくポイント化。ポイントの合計で難易度が決定する。

スピード

  1. スコア全体の25%を占める。ポイントは最大7.5pt。
  2. タイムは選手がスターティングゲートを出てからフィニッシュラインを越えるまで計測される。
  3. 女子8.2m/秒、男子9.7m/秒のペースタイムを基準に、各コースの基準タイムを算出。基準タイム=6.0ポイントと定める。この基準タイムの1%を0.12ポイントとし、各選手のゴールタイムによってポイントを加減する(最低0〜最高7.5)。

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競技説明

成績

  1. 各大会の上位30人にはワールドカップポイント100p〜1pが与えられる。
  2. モーグル種目で、シーズンを通してワールドカップポイントを最も獲得した選手が、男女それぞれの種目別総合個人チャンピオンとなる。
  3. モーグル種目で、シーズンを通してワールドカップポイントを最も獲得した国代表チームが、種目別総合チームチャンピオンとなる。
  4. 初めてフルシーズン参戦を果たした若手選手の中から、男女1人ずつ「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」が選出される。選出基準は50%が成績、50%がパーソナリティーや態度。
  5. フリースタイルスキー(モーグル、エアリアル、スキークロス、ハーフパイプ)全種目を通して、最もワールドカップポイントを獲得した個人・国代表チームには、フリースタイルスキーチャンピオンの称号が与えられる。

最終戦

  1. ワールドカップランキング上位選手の男女各24人に出場権が与えられる。
  2. またコンチネンタルカップ総合勝者、世界選手権ジュニアチャンピオン、最終戦開催国選手(男女1枠ずつ)にも出場権が与えられる。
  3. モーグルの場合予選を行わず、本戦1ランのみで争う。
  4. デュアルモーグルの場合、ワールドカップランキング1位〜4位の選手は1回戦免除。5位〜12位の選手による予選で選ばれた上位4人と共に、2回戦以降に参加する。

冬季五輪と世界選手権

4年に1度開催される冬季五輪の他に、五輪開催年と重ならないようにして2年に1度世界選手権が行われる。今季は2014年2月にロシアのソチで冬季五輪が開催される。

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