THE CROSS-BORDER RUGBY(クロスボーダーラグビー)とは





THE CROSS-BORDER RUGBYとは?

クロスボーダーラグビー ロゴ


ニュージーランドの強豪に日本のチームが挑む!

2月3日(土)4日(日)10日(土)の3日間、日本で「THE CROSS-BORDER RUGBY 2024」が4試合行われる。

昨季のリーグワンで優勝した『クボタスピアーズ船橋・東京ベイ』、2位の『埼玉パナソニックワイルドナイツ』、3位の『横浜キヤノンイーグルス』、4位の『東京サントリーサンゴリアス』が、南半球最高峰の『スーパーラグビー・パシフィック』に参戦しているニュージーランドの2チームと激突する。

なお、リーグワンが主催・主管して行う国際試合は今回が初めてで、2023年5月に日本ラグビー協会、ニュージーランドラグビー協会、リーグワンが、アジア太平洋地域全体のラグビー競技発展のために締結した覚書に基づいて実現した。今回は交流戦となったが、将来的にはチャンピオン同士の公式戦を目指している。

これにより、ファンを魅了するスーパーラグビーの、しかも「ラグビー王国」ニュージーランドの選手のプレーが日本で見られることになる。そして、リーグワンのチームにとっても新たな機会となり、スーパーラグビーでプレーしたことがない選手にとっても、またとない競技力向上のチャンスとなり、日本だけでなく世界のラグビーファンを魅了する試合となることは間違いない。

スーパーラグビーは、2022年から『スーパーラグビー・パシフィック』にリニューアルされ、ニュージーランドとオーストラリアの5クラブに、フィジー出身者かならなる『フィジアン・ドゥルア』と、トンガ・サモア出身者で構成する『モアナ・パシフィカ』の2クラブが加わった。

来日する2チームは、1996年のスーパーラグビー創設から参戦しているニュージーランドの『ギャラガー・チーフス』と『ブルーズ』で、それぞれ優勝2回、3回の強豪。

チーフスは昨季、リーグ戦を1位で通過し、プレーオフ決勝は『クルセイダーズ』(ニュージーランド)に敗れたものの準優勝。一方のブルーズは3位に入り、ともに好成績を残した。今季のスーパーラグビー・パシフィックは2月23日(金)に開幕するが、その前に両クラブは日本でプレーすることになる。

ニュージーランドの2チームが「王国」の意地を見せるか、それとも年々、レベルの上がっている日本のリーグワン勢が返り討ちを果たすか。互いにトライを取り合う、レベルの高い試合が見られるはずだ。

また、秩父宮ラグビー場で開催される2試合では、都心で暖をとりながらキャンプ気分を味わえる「RUGBY WARM UP PARK」や、スター選手やスペシャルゲストと触れ合える特別撮影会など、気持ちも、身体もあたためてくれる様々な体験コンテンツが用意されている。

TEXT:斉藤健仁


クロスボーダーラグビーでは、下記のルールが適用される。

競技関連

  • ・「TMO」(テレビジョンマッチオフィシャル)と「OFR」(オフ・フィールド・レビュー)を実施
  • ・20分レッドカードを実施
  • ※「OFR」でイエローからレッドカードにアップグレードされた場合、20分後から他の選手を出場させることができる
  • ・戦術的に入替した選手は、ケガで他選手が退出した場合に再度出場可能

選手登録

  • ・登録選手数は23名以上、28名以内(入替・交替枠は13名以内)
  • ・日本チームのアーリーエントリー選手は【選手契約および登録に関する規程】第11条 9項に則り出場可能
  • ・リーグワン登録外選手(リーグワンに登録していないが、支配下にある選手)は出場可能
  • ・ケガなどで本大会登録メンバーが充足されない場合、本大会のために新たに契約する選手でも、3名を上限に追加登録が可能

THE CROSS-BORDER RUGBY 2024 試合日程

2月3日(土)午後0:00

東京サントリーサンゴリアス vs. ブルーズ
会場:秩父宮ラグビー場
※第10回全国女子ラグビーフットボール選手権大会 決勝と併催

2月4日(日)午後2:30

埼玉パナソニックワイルドナイツ vs. ギャラガー・チーフス
会場:熊谷ラグビー場

2月10日(土)午後0:10

横浜キヤノンイーグルス vs. ブルーズ
会場:ニッパツ三ツ沢球技場

2月10日(土)午後2:30

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ vs. ギャラガー・チーフス
会場:秩父宮ラグビー場

チーム紹介

ギャラガー・チーフス


日本代表選手も多く在籍した、ハミルトンをホームとする昨季準優勝の強豪

1996年からスーパーラグビーに参戦している『ギャラガー・チーフス』は、ニュージーランド第4の都市で、マオリが多く住んでいる地域として知られている北島のハミルトンをホームとする。2011年のワールドカップで日本代表がニュージーランド代表と対戦した『ワイカトスタジアム』が本拠地だ。

なお、「ギャラガー」とは、もともとは人名で、電気柵で成功した『ビル・ギャラガー』の興したハミルトンが地元の『ギャラガーグループ』が冠スポンサーとなっている。

チーフスには過去、NO8(ナンバーエイト)リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、PR(プロップ)山下裕史、WTB(ウィング)アタアタ・モエアキオラ(ともにコベルコ神戸スティーラーズ)ら、日本代表選手も多く在籍したことで知られる。

また、2023年ワールドカップでニュージーランドの主将を務めたFLサム・ケイン(東京サントリーサンゴリアス)、LO(ロック)ブロディ・レタリック(神戸S)などオールブラックスも多数輩出している。

現在はコベルコ神戸スティーラーズの指揮官であるデイブ・レニーHC(ヘッドコーチ)が就任して、2012年からスーパーラグビーを連覇するなど、コンスタントにプレーオフに進出している強豪で、昨季は13勝1敗の首位でプレーオフに進出、決勝でクルセイダーズに20-25で敗れたものの、準優勝となった。

FW(フォワード)がセットプレー、接点でしっかりと仕事をするのがチーフスの伝統的な持ち味であり、BK(バックス)にも得点力の高いタレントが揃うバランスの取れたチームだ。

ブルーズ


オークランドを本拠地とする近年好調を維持する古豪

1996年からスーパーラグビーに参戦している『ブルーズ』は、ニュージーランド最大の都市・オークランドが本拠地で、2011年ワールドカップの開幕戦と決勝が行われた『イーデン・パーク』をホームスタジアムとしている。土地柄、サモア、フィジー・トンガ系アイランダーの選手が多く所属していることが特徴で、過去3度の優勝(1996年、97年、2003年)を果たしている古豪だ。

オールブラックスの伝説的なWTB(ウィング)ジョナ・ロムー、SO(スタンドオフ)カルロス・スペンサー、元トヨタ自動車のNO8(ナンバーエイト)ジェローム・カイノや、CTB(センター)マレ・サウ(トヨタヴェルヴリッツ)もプレーした。ただ、2012年以降プレーオフに進めず低迷していた。

2019年からは、日本でもプレーした名BK(バックス)のレオン・マクドナルドHC(ヘッドコーチ)が指揮を執り、コロナ禍の2020年に行われた『スーパーラグビー・アオテアロア』では、オールブラックスの司令塔ボーデン・バレット(トヨタヴェルブリッツ)らの活躍もあって、2位の好成績を収めた。

そして、翌年の『スーパーラグビー・トランス・タスマン』では決勝でハイランダーズを下し優勝を飾った。『スーパーラグビー・パシフィック』となった2022年は準優勝、昨季は3位と近年はコンスタントに上位に進出している。今季からはスコットランド代表やフィジー代表で指揮をとったヴァーン・コッターがHCに就任した。

フィジカルに長けたFW(フォワード)陣のスクラム、ラインアウトといったセットプレーを武器としており、能力のあるBK(バックス)も多く、アンストラクチャーからのアタックにも長けている総合力の高いチームだ。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイはこちら

埼玉パナソニックワイルドナイツはこちら

横浜キヤノンイーグルスはこちら

東京サントリーサンゴリアスはこちら


TEXT:斉藤健仁

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