ツール・ド・フランス2020

STAGE 07

第7ステージ

ミヨー>ラヴァール

168Km
9月4日(金)午後8:55 - 深夜1:30
/J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後8:10 ~ 深夜1:50/ J SPORTSオンデマンド限定
ピレネーと中央山塊の隙間を北東に吹き抜ける「オータン・ル・マラン」
 

コースの特徴

第1ステージ

中央山塊をたった1日で抜け出すと、プロトンは次なる山地、ピレネーへと大急ぎで接近する。地形だけ見れば、完全にスプリンター向け。ただし開催委員会は、罠の多いステージになるだろうと、警告する。

ツールの風景ですっかりおなじみ、「世界一高い橋」ミヨーの高架橋を見上げながら、この日の戦いの幕が開ける。いきなり9km地点に登場する3級峠を筆頭に、序盤25kmはかなりの起伏含み。勇ましい逃げ集団が形成されること間違いなし。その後も大小アップダウンは休みなく続く。前日の山越えで疲れた脚を、休ませる暇など決してない。

ステージも残すところ約45km。カストルを通過する頃には、ようやく起伏が一段落する。あとはフィニッシュまで、県道112号線を、ひたすら東へと突き進むだけ。

……ただしカストルといえば、常に風速30mほどの地方風が吹き荒れていることで有名だ。ツールが通過するこの9月4日、プロトンが感じるのはピレネーと中央山塊の隙間を北東に吹き抜ける「オータン・ル・マラン」だろうか。もしくは中央山塊から南東に吹き下ろす「オータン・ド・シベリー」か。つまり背中押してくれる風か、それとも分断を誘発する風か。

ちなみに前回ラヴァールでフィニッシュした2011年は、雨の中のスプリントを、カヴェンディッシュが制している。

文:宮本あさか

【こぼれ話】ゼッケン

ゼッケン

背番号1番。高校野球ならエースピッチャー。サッカーなら正ゴールキーパー。ラグビーなら左プロップ。そしてサイクルロードレースなら……前年度の勝者!

ディフェンディングチャンピオン欠場の場合は、当人が所属していたチームの現リーダーが1番をつけることもあるけれど、とにかく1番こそが正真正銘のエースナンバーだ。またツール・ド・フランスでは22チームが出場するため、各チームのエース級選手は、11番、21番、31番……と、それぞれ下一桁に1番をつける。

1チームあたりの出場メンバーは8人で、エース以外は背番号2〜8をつける。そして2番以下の番号に、実はまったく意味はない。2番がキャッチャーだとか、9番がストライカーだとか、いやエースは10番だとか18番だとか……そんな議論は残念ながら存在しない。たとえば2019年ツール・ド・フランスのゼッケンを見直してみると、2人リーダー制だったモビスター以外は、2番から8番は完全なるabc順。モビスターもエース2人が1番2番をつけただけで、3番以下はやはりアルファベット通りに数字がふられた。

つまり自転車の背番号は、1番以外は、ポジションを示す手がかりにはならない。しかもレースのたびに出走チームも出走メンバーも変わるから、番号もころころ変わる。

ちょっと特別な数字というのも、たしかに存在はする。たとえば1969年メルクス、1973年オカニャ、1975年テヴネ、1978年イノーがツールを制した時のゼッケンは、すべて「51」で、今でも幸運の番号と崇められる。一方、キリスト教文化圏では「13」は、忌み数とされる。だから「13」の背番号をもらった選手は、たいてい逆さまにして背中に貼り付ける。2011年ジロ・デ・イタリアで命を落としたワウテル・ウェイラントがつけていた「108」は、同大会の永久欠番になった。

数字がたいして意味を持たない上に、自転車レースのゼッケンは小さい。15cm×15cm程度のものを、腰の部分に貼り付けるだけ。シールゼッケンもあるけれど、たいていは安全ピンで四隅を留めるタイプ。ちなみに日本製の安全ピンが品質的には最適らしい。とにかく、ただでさえ自転車ロードレースは出場選手が多い上に(ツールは176人)、選手たちはヘルメット+サングラスで顔の半分近くを覆い隠し、小さいゼッケンは上空ヘリコプターのカメラから判読難解……だというのに、レインジャケットを着込めばゼッケンは完全に隠れてしまう。テレビ解説者泣かせだ。

今年の春、ユンボ・ヴィスマのゼネラルマネージャーが、興味深い提案をした。それは「サッカーのように年間固定ナンバーにしたらどうだろう」というもの。ジャージやレインジャケットの背中に最初から大きくナンバーが入っていたら、TV視聴者にはすごくありがたいし、ファンにとっては贔屓選手のナンバー入りジャージを購入して応援できるから……決して悪くない話だと思うのだけれど。

文:宮本あさか

Difference in height
高低差図
第7ステージ
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
41KM/H 43KM/H 45KM/H 41KM/H 43KM/H 45KM/H
0km地点 スタート地点 13:35 13:35 13:35 20:35 20:35 20:35
9km地点 3級山岳 13:48 13:47 13:47 20:48 20:47 20:47
58km地点 中間スプリント 14:59 14:55 14:52 21:59 21:55 21:52
73.5km地点 3級山岳 15:22 15:17 15:13 22:22 22:17 22:13
97.5km地点 4級山岳 15:58 15:51 15:45 22:58 22:51 22:45
168km地点 ゴール地点 17:41 17:29 17:19 24:41 24:29 24:19

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