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ラグビー愛好日記


January 21, 2018 3:31 PM /

トップリーグ2017-2018年間表彰式

1月21日、都内のホテルにてジャパンラグビー トップリーグ2017-2018年間表彰式が行われた。優勝したサントリーサンゴリアスの沢木啓介監督からは、まずはジョージ・スミス選手の件についてお詫びのコメントがあった。「被害者の方、関係者の方にお詫びを申し上げます。たくさんの皆様にご心配とご迷惑をおかけし、すみませんでした。今後、チーム一丸となって信頼回復に努めていきたいと思います」。

注目のMVPは、サントリーサンゴリアスの松島幸太朗選手だった。「たくさんの素晴らしい選手がいるなかで、このような賞をもらえたことは光栄です。個人として成長できたシーズンでした。サントリーのスタッフ、選手のおかげでここまで成長できていると思っています」。そう壇上で語った松島選手だが、報道陣の囲み取材時は、「僕だと思っていました!」とジョーク交じりに語っていた。新人賞は、トヨタ自動車ヴェルブリッツの姫野和樹選手。「できれば松田力也と2人で受賞したかったのですが、他にも1年目の選手がたくさん出ている中で受賞できたのは、今後の自信につながります」。1年目の苦労について質問が及ぶと、「僕は体調を壊すタイプではないのですが、7年ぶりに風邪をひきました」と話し、知らず知らずのうちに疲れがたまっていたシーズンを振り返った。それでも、「一日練習を休んで、2日で治しました」というところがタフだ。「リフレッシュして、サンウルブズに合流したいと思います」

ベストフィフティーンの初受賞は7名。ヴァル アサエリ愛、サム・ワイクス、デービッド・ポーコック、姫野和樹、福岡堅樹、マット・ギタウ、松田力也。福岡選手の初受賞は意外な気もしたが、トップリーグ2年目だったことを忘れていた。

■表彰者一覧
◎チーム表彰
優勝 サントリーサンゴリアス(2季連続5回目)
準優勝 パナソニック ワイルドナイツ
第3位 ヤマハ発動機ジュビロ
フェアプレーチーム賞 パナソニック ワイルドナイツ(3季ぶり7回目)
※イエローカード1枚を3ポイント、レッドカード1枚を10ポイント、厳重注意1回を3ポイントとして反則数に加算する。出場停止処分を受けたチームは、受賞の対象外とする。

◎個人表彰
トップリーグMVP:松島幸太朗[サントリーサンゴリアス](初受賞)
新人賞:姫野和樹[トヨタ自動車ヴェルブリッツ]
最多トライゲッター:山田章仁[パナソニック ワイルドナイツ] 12トライ(5季ぶり2回目)
得点王:ライオネル・クロニエ[トヨタ自動車ヴェルブリッツ] 132得点(5T/28G/16PG/1DG)(初受賞)
ベストキッカー:五郎丸歩[ヤマハ発動機ジュビロ](5季ぶり3回目)
※キック成功率(G・PG)83.02%(G:50回中41回成功 82.00%、PG:3回中3回成功 100%)
ベストホイッスル賞:麻生彰久(5季連続5回目)
※選考対象レフリーは、A級、A1級の中で、第11節終了時点でリーグ戦6試合以上を担当したレフリーとする。

◎AIG賞:大槻卓(初受賞)
※ジャパンラグビートップリーグ2017-2018において、レフリーとアシスタントレフリーを合算して最も多く担当し、今シーズン多大な貢献をした者に贈る。

▼ベストフィフティーン
PR1 稲垣啓太 パナソニック ワイルドナイツ 5季連続5回目
HO 堀江翔太 パナソニック ワイルドナイツ 2季ぶり7回目
PR3 ヴァル アサエリ愛 パナソニック ワイルドナイツ 初受賞
LO サム・ワイクス パナソニック ワイルドナイツ 初受賞
LO ジョー・ウィーラー サントリーサンゴリアス 2季連続2回目
FL デービッド・ポーコック パナソニック ワイルドナイツ 初受賞
FL 姫野和樹 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 初受賞
NO8 リーチ マイケル 東芝ブレイブルーパス 2季ぶり5回目
SH 流大  サントリーサンゴリアス 2季連続2回目
SO ベリック・バーンズ パナソニック ワイルドナイツ 2季ぶり4回目
WTB 福岡堅樹 パナソニック ワイルドナイツ 初受賞
WTB 山田章仁 パナソニック ワイルドナイツ 3季ぶり5回目
CTB マット・ギタウ サントリーサンゴリアス 初受賞
CTB 松田力也 パナソニック ワイルドナイツ 初受賞
FB 松島幸太朗 サントリーサンゴリアス 2季連続3回目
※選考対象選手は、第11節終了時点でリーグ戦7試合以上に出場した選手とする(途中退場も含む)
※出場停止処分を受けた選手は対象外とする。

▼功労賞:[リーグ戦通算100試合担当レフリー]麻生彰久

▼特別賞:
[リーグ戦通算150試合出場今季達成選手](達成順)
菊谷崇[キヤノンイーグルス]
北川俊澄[トヨタ自動車ヴェルブリッツ]
[リーグ戦通算100試合出場今季達成選手](達成順)
上野隆太[トヨタ自動車ヴェルブリッツ]
臼井陽亮[NECグリーンロケッツ]
川俣直樹[豊田自動織機シャトルズ]
五郎丸歩[ヤマハ発動機ジュビロ]
真壁伸弥[サントリーサンゴリアス]
堀江翔太パナソニック ワイルドナイツ]
谷口到[神戸製鋼コベルコスティーラーズ]


▼JSPORTS賞:クボタスピアーズ
第7節 近鉄ライナーズ対クボタスピアーズ
天理高校、天理大学の同級生ともある立川理道選手、井上大介選手、田村玲一選手が地元の天理親里ラグビー場で決めたトライシーン
※ジャパンラグビー トップリーグ2017-2018第13節までの104試合の中から、印象的な4シーンをトップリーグ中継の出演者、スタッフが厳選。SNSを利用したファン投票により、その4シーンの中から最も多くの投票数を獲得したチームに贈られる。

▼Opta賞:セミシ・マシレワ[近鉄ライナーズ]ゲインメーター1,240m(初受賞)
※ジャパンラグビー トップリーグ2017-2018第13節までの104試合を対象に、ゲインメーターの記録が最も高かった選手に贈られる。ゲインメーターとは、プレーが始まる場所からゴールラインに平行に引いたライン(ゲインライン)をボール保持した状態で攻撃方向90度に進んだ距離の総数。ゲインラインはキックオフの時はセンターライン、キックをキャッチした時はキャッチした場所、スクラムの時はスクラムの中心からゴールラインと平行に引いた仮想ライン。

★FOR ALL 「TRY for GREEN」プロジェクト
北海道網走市の森林保全活動へ寄付
~今シーズン全796トライ分の寄付金1,592,000円を寄付~

実施内容:ジャパンラグビー トップリーグ2017-2018リーグ戦、総合順位決定トーナメントでの「1トライ」につき、トライを獲得したチームと、ジャパンラグビー トップリーグの双方が1,000円の募金を行い、シーズン終了後に北海道網走市の植林活動に寄付する。
寄付概要:網走市 植林活動/森林保全活動 1,592,000円

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January 20, 2018 8:08 PM /

トップリーグ2017-08入替戦結果

1月20日は、大阪のヤンマースタジアム長居に行っていた。トップリーグとトップチャレンジリーグの入替戦(NTTドコモレッドハリケーンズ対日野自動車レッドドルフィンズ)をJSPORTSで解説した。僅差勝負が予想されていたのだが、誰もが想像した以上の激闘だった。NTTドコモは、マイボールのキックオフをWTBジョセファ・リリダムがキャッチして大幅ゲインし、チャンスをつかみ、その後の連続攻撃につなげたが、ここは日野自動車が粘って守り切る。序盤は互いにエリアを意識してキックの応酬が多く、チャンスをつかみながら、得点できないシーンが続いた。

前半23分、日野自動車がSO染山茂範のPGで先制し、29分には、FBギリース・カカのキックパスを右タッチライン際でキャッチしたWTB小澤和人が、ディフェンスに上がってきたNTTドコモSOリアン・フィルヨーンの背後にキックを転がし、内側に跳ねてきたボールを拾って右コーナーにトライ。難しいゴールを染山が決めて10-0とリードする。35分、NTTドコモのCTBパエアミフィポセチにトライを返されたが、38分、日野自動車SO染山が左タッチライン際にキックパス。これをトップスピードでキャッチしたWTB篠田正悟が左コーナーに飛び込み、染山が再び難しいゴールを決めて、17-5とリードを広げた。両サイドへのキックパスは、「粘ってボールを動かしていれば、外が空いてくるという分析をしていました」(日野自動車・細谷直監督)と狙い通りのものだった。

NTTドコモはフィルヨーンやリリダムが抜け出してチャンスを作るのだが、サポートが遅れたり、ハンドリングエラーがあったりでトライに結びつかない。後半に入ると、NTTドコモがボールをキープして連続をしかけ、18分、CTB金勇輝がトライして、17-12とし、さらに27分、交代出場のSO佐藤善仁が左中間に飛び込んで、17-17の同点に追いつく。同点で終われば、トップリーグ側が残留である。日野自動車は足が攣っている選手も出てきて、疲労困憊に見えた。しかし、33分、NTTドコモが自陣から蹴った短いキックでチャンスを作り、ここでペナルティーを得て、染山がPGを決めて、20-17とした。以降は、NTTドコモの怒涛の攻撃を守り続け、最後は約6分の攻撃を止め、歓喜のノーサイドとなった。NTTドコモもよく攻めたが、最後もノックオンで終わり、ハンドリングエラーが連続した試合を象徴する終わり方となった。

佐々木隆道(元サントリー)、村田毅(元NEC)ら移籍組と、生え抜きの選手が心を一つにしての勝利だった。ノーサイドの笛が鳴ると、飛び上がり、抱き合い、トップリーグ初昇格の喜びを爆発させた。トップチャレンジリーグのセカンドステージで、HondaHEATに、10-55で完敗した後、チーム一丸となってディフェンスを修正し、3週間の準備で見違えるようなチームを作り上げた。就任4年目で快挙を成し遂げた細谷監督は「最後10分のディフェンスは腕を組んでみていました。これがラグビーだと思って。選手にはおめでとう、そして、ありがとうと言いたいです」と目を細めた。ただし、「きょうは勝てましたが、このままではトップリーグでは戦えません。すぐにでも来季への準備を始めたい」と気を引き締めていた。

敗れたNTTドコモのダヴィー・セロンヘッドコーチは、「トップリーグのチーム相手に7勝しているのだから、失敗を恐れずプレーしようと話したのですが、失敗を恐れているようなところがありました」とアグレッシブにボールを動かせなかった戦いぶりを悔やんだ。シーズン前半戦は3連勝を含む4勝5敗も、後半戦は負傷者が多く出たこともあり失速、順位決定戦でコカ・コーラレッドスパークスに敗れたのは痛恨だった。その後、近鉄ライナーズとの死闘を潜り抜けたが、心身ともに疲れていたのは確かだろう。セロンヘッドコーチは、今季限りでチームを去ることが決まっていた。「腰が悪いのでまずは手術をして養生し、いつくかオファーがあるのでよく考えます。日本は去ることになります。皆さん、ありがとう」。そう言うと笑顔で会見場を後にした。

複雑そうな表情を浮かべていたのが、日野自動車のFWコーチである箕内拓郎さんだ。昨季はNTTドコモのコーチとして昇格を果たしている。つまり、2年連続でチームを昇格させたが、結果的に古巣ドコモを降格させることになってしまった。「シーズン中の戦績を見ていて、ドコモが入替戦に来ることはないと思っていました。それが終盤になると、来るかもしれないな、と」。切ない表情で言葉を飲み込んだ。

日野自動車の奮闘、努力は称えられなければいけない。自動降格、入替戦があるからこそ、リーグ戦の緊張感は高まるし、感動も生まれることは分かっている。それでも、やりきれない思いがある。特に今季はシーズン短縮のために変則的なリーグになり、総当たりではなかった。2019年のラグビーワールドカップが終わるまでは短縮日程は続く。毎年変更するのではなく、安定的なレギュレーションで運営できるよう知恵を絞ってもらいたい。

北九州で行われた2試合では、トップリーグのチームが残留を決めた。

■入替戦結果
◇福岡・ミクニワールドスタジアム北九州
コカ・コーラレッドスパークス△27-27△三菱重工相模原ダイナボアーズ
宗像サニックスブルース◯40-21●九州電力キューデンヴォルテクス
◇大阪・ヤンマースタジアム長居
NTTドコモレッドハリケーンズ●17-20◯日野自動車レッドドルフィンズ
※同点の場合には、トライ数、ゴール数にかかわらずジャパンラグビー トップリーグ所属チームが残留となる。

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1月19日の夜は、大阪・本町のニュージーランド・レストラン「マヌカ」で第2回ラグビーナイトが開催された。ゲストは、神戸製鋼コベルコスティーラーズのSOイーリ・ニコラス選手。堀の深い端正な顔立ち、透き通るような瞳、流ちょうな日本語。じっと見惚れるお客さんも多かった。1988年10月、北海道は札幌市生まれ。お父さんのマーク・イーリーさんは、イングランド人で4歳の頃にニュージーランドに移住し、北海道大学に留学しているときに日本人女性と出会い結婚。3人の男児に恵まれた。次男のニコラス(ニック)という名前は、当時、オーストラリア代表SHだったニック・ファージョーンズに因んでつけられた。つまり、のちにラグビーをするのも、SH(現在はSO)になるのも運命だったということだ。

ニコラス選手が5歳の時に家族でニュージーランドに帰ったのだが、ニコラス選手はそこから英語を勉強したという。「最初は大変でした。だんだん慣れてきて兄弟間は英語で話すようになり、両親とは今も日本語で話しています。考えるときは英語です。ただ、日本の生活が長くなって、最近は数字を暗唱するときだけ、なぜか日本語なんですよね」。

高校1年生になって札幌山の手高校に留学したが、ラグビー部の佐藤監督から「誰かいい子はいないか?」と聞かれて、「マイケルって子がいますよ」と紹介したのが、リーチ マイケルだった。「それから2週間で日本に来ました(笑)。マイケルが練習で怪我をしたときがあって、僕は通訳するために付き添いで病院に行きました。足の親指から血が出ていたのですが、それを見たら、僕、失神したんです! 血に弱いんだとそのときはじめてわかりました」。

え~っ、でも、ラグビーしていたら、血を見ることは多いでしょう? 「誰かが血を流した時は、ぜったいに見ないようにしています」。

いったんニュージーランドに帰って、クライストチャーチのセントビーズ高校でプレー。SHだったのだが、負傷者がいたこともあり、SOでレギュラーになり、卒業後は日本の拓殖大学へ。そしてパナソニック入りする。しかし、同時期には田中史朗、内田啓介という日本代表クラスの選手がおり、出場機会に恵まれなかった。そんなとき、平尾誠二さんに声をかけられた。「一緒に日本一を目指さないか」と。「平尾さんは恩人です。本当に優しい人で、神戸製鋼でも僕が試合に出られないときは、気遣って声をかけてくれました」。

来季は神戸製鋼にニュージーランドの英雄であるダン・カーターがやってくる。「ニュージーランドの友達からたくさんメッセージが来ました。いいね、すごいね、と。カーターはCTBもできるので、今の目標は、SHアンドリュー・エリスと、CTBダン・カーターにはさまれて、SOでプレーすることです」。

将来はラグビーのコーチを目指すニコラス選手が、もっとも影響を受けたのはトニー・ブラウン(日本代表アシスタントコーチ)。パナソニックや、オタゴ州代表に挑戦した時にコーチを受けた。「ブラウンは天才だと思います。ゲームのすべてが見えている。あんなコーチに出会ったことはありません。日本代表も最初は結果が出ないかもしれないけど、2019年はいい成績を残すと思います」。お客さんから、どんなコーチになりたいか?と問われると、「日本で成功している外国人のコーチは、日本文化や日本人のことをよく理解している人です。僕もそうなりたい。そして、そこにいる選手の能力を生かすコーチになりたいですね」

将来のこともしっかり考えるニコラス選手の話は興味深いものが多かった。マヌカでのトークライブは、ニュージーランド料理や、ニュージーランドワインをいただきながら、ゆったりとした時間を楽しむことができる。穏やかな時間が心地よかった。ニコラス選手、参加者の皆さん、ありがとうございました。

さて、以下は次回(2月16日)の告知です。皆さん、遊びに来てください!

▼次回告知
マヌカ本町店・第3回ラグビーナイト開催
16.FEB.2018
RUGBY FUN FESTIVAL 集まれラグビーファン!

大阪・本町のニュージーランド・レストラン「マヌカ」で、第3回ラグビーナイトが開催されます。第1回は近鉄ライナーズのトンプソン ルーク選手。第2回は、神戸製鋼コベルコスティーラーズのSOイーリ・ニコラス選手。そして、第3回は、NTTドコモレッドハリケーンズから、トップリーグ最小SHの秦一平(はた・いっぺい)選手と、ルーキーのイケメンFL秦啓祐(しん・けいすけ)選手がやって来ます!

美味しいニュージーランドワインに料理をいただきながら、いろんな角度でお話を聞いてみましょう。

日時:2018年2⽉16⽇(⾦) 受付7:00〜
講演 7:30~8:45pm  会⾷ 8:45〜9:45
司会:ラグビージャーナリスト 村上晃⼀
ゲスト:NTTドコモレッドハリケーンズ・秦一平(明治大学卒 28歳)、秦啓祐(同志社大学卒 23歳)
会場 :マヌカ本町店(⼤阪市中央区本町4丁⽬4−5ナカノビル1F)
※御堂筋線「本町駅」8番出⼝より徒歩4分
参加費:4,500円(料理、ワンドリンク、おつまみ付き)
*料理なし立席エリア3,500円もあり。

ご予約:メールにて。miwa@manuka-nzl.com〔担当:坂本〕
お問合せTel 06-6226-7782 平⽇11~6pm お席は限りがございますのでお早めに!

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昨夜は、高田馬場のノーサイドクラブで、パナソニックワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督のトークライブだった。チーム通訳の村上泰將さんにお手伝いいただき、哲学者のように語るロビーさんの言葉を堪能する2時間だった。

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まずは、トップリーグ決勝戦について聞いてみる。直後の記者会見では試合内容について高く評価するコメントをしていたが、それは本当だという。「ここ3年でも、まったく違うラグビーのように感じます。とくにコンタクトのところ、フィジカル面はレベルアップしていますね」。数日が経過し、決勝戦についてリラックスして語れるようになったという。「我々のパフォーマンスが、あまり良くなかったのは確かです。なぜ負けたのかずっと考えていました。(スーパーラグビーのコーチ時代も含めると)私にとって13回目の決勝戦だったので、縁起が悪い数字だから負けたのだと納得しようとしていたのですが、もう一度数えてみたら14回目だったんです(笑)」。

そして、こんな言い方もしていた。「3シーズン前のトップリーグ決勝では、最後に東芝にトライされ、もしステインのゴールキックが入っていれば負けていました。今回は、最後のラインアウトでミスをしなければ勝てたかもしれません。勝つこともあれば負けることもある。最後に負けたからといって、そのシーズンのすべてが否定されることはありません」

ロビーさんは、ニュージーランドでは有名なラグビーファミリー。大伯父(祖父の兄)のボブ・ディーンズ、弟のブルース・ディーンズもオールブラックスで、ボブ・ディーンズは、1905年のオールブラックスの英国遠征に参加し、唯一の黒星を喫したウェールズ代表戦で幻のトライをした人だ。トライが認められていたら同点になるところだった。これには諸説あって、第一次世界大戦に兵士として参加したディーンズは、このことについてずっと黙っていたのだが、死の間際に「あれはトライだった」と言って息を引き取るというものがある。これはレフリー絶対の精神を表すエピソードとして日本ではよく語られてきた。しかし、実際にはボブ・ディーンズは第一次世界大戦の前に病気のため24歳で亡くなっている。そして、当該試合の直後から、ずっと「あれはトライだった」と言っていたそうだ。

今回、ロビーさんからも確認がとれた。「実はその話は、私がオールブラックスになったときに、祖父が聞かせてくれたのです。ボブはトライをしたのですが、ウェールズの選手にレフリーが到着する前に引っ張られたので、レフリーが確認できなかった。当時は映像判定などありませんから、それを見ていた観客は100名ほどだったでしょう。彼らが、あれはトライだと、いろんな場所で言ったので、さまざまな説が生まれたのかもしれません。1984年にオールブラックスの一員としてウェールズに行ったとき、アームズパークのグラウンドに行って、そのトライがあった場所でトライをしてみました。そうしたら、一緒に行っていたウェイン・スミスに引っ張られた(笑)。そのうえ、スタンドを改修していた大工さんに、『そのトライがあったのは、逆のインゴールだ!』と言われました。僕がディーンズだとは知らなかったと思います。それくらい、誰もが知っているエピソードだということです。付け加えると、ボブはいつも、あれはトライだったと話していたそうですが、タックルをしたウェールズの選手が、死ぬ間際に、あれはトライだった、と言ったそうです」

今回のライブは思わず拍手してしまう話が満載だった。ロビーさんは、カンタベリー州代表でも長らく活躍し、個人得点は1600点以上。これは現在でもカンタベリー州の記録だ。ロビーさん以前のカンタベリーの名フルバックといえば、ファギー・マコーミック(元日本代表キャプテンのアンドリュー・マコーミックの父)。ロビーさんも彼から影響を受け、さまざまに学んだという。「それがニュージーランドラグビーの強さなのです」。だとしたら、ロビーさんから引き継いだ選手は誰ですか?と問いかけると、「アンドリュー・マーテンズ、ダン・カーター、ベン・ブレアー、山沢拓也」と話した。前の3人は全員オールブラックス、ロビーさんが発掘した選手たちだ。そして、この流れの中に山沢拓也がいる。彼のパス、キック、ランのスキルは、ダン・カーターと遜色ないという。「彼に必要なのは、周囲の選手とのコミュニケーションの能力を上げること。経験を積むことです」。

最後の質問コーナーでは、「日本代表にアドバイスを」というものがあり、「日本代表は良い方向に行っていますよ」と話した上で、こんなたとえ話を聞かせてくれた。「私はニュージーランドに帰ると、ジェットボートで湖面を走ります。隣に妻を乗せるのですが、彼女はいつも水面に顔を出している岩を見て、危ない、危ない、と言います。しかし、私は水だけを見ています。空いているコースを走るのです。日本代表もそうして進んでほしいと思います」

どんな質問にもかっこよく答えるロビーさんの語りを、お客さんがじっと聞き入る。その目の輝きが嬉しいトークライブだった。

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January 18, 2018 3:19 PM /

シーズン総括座談会開催決定!

【2018年1月27日(土) ノーサイドライブvol.45〜シーズン総括座談会開催決定!】

1月27日、シーズン総括座談会を開催します。緻密な取材でラグビー情報を発信し続ける大友信彦さん、ラグビー博士の小林深緑郎さんをゲストに迎え、2017年度の国内シーズンを振り返り、サンウルブズ、日本代表、そして世界のラグビー情勢を大いに語っていただきます。お二人しか知らないレアな情報が聞けると思いますよ。皆様のご参加をお待ちしております。


◯日時:2018年1月27日(土) 19:00~21:00 (18:00開場/23:00閉店)
◯場所:ノーサイドクラブ(東京都豊島区高田3-10-22 キャッスル安斎ビル2F)
◯MC:村上晃一(ラグビージャーナリスト)
◯ゲスト:小林深緑郎(ラグビージャーナリスト)&大友信彦(スポーツライター)
◯会費:¥4,000- (1Drink+軽食付き)
◯定員:50名
◯申し込み方法:
お申込み受付は2018年1月22日(月)の正午12時よりスタートです。
お名前と人数を明記の上、お店のメールアドレス
「nosideclub@gmail.com」までご連絡下さい。
受付完了後、その旨ご返信させて頂きます。
この日の12時~13時までをお申込の一次締め切りとさせて頂き、
お申込が定員に達しなかった場合は引き続き参加受付を続行、
50名を超えた場合は、それまでにメールを頂いた方の中で「抽選」という形で決めさせて頂きます。
ご理解ご了承の程何卒、よろしくお願い申し上げます。
お申込はお一人さま3名様までのお申込とさせて頂きます。
その際、お申し込みの際は全ての方のお名前をお知らせ下さい。
満員となった時点で受付終了とさせて頂く場合もございます。
また、キャンセルの際は事前に必ずご連絡頂けたらと思います。
予めご了承下さいませ。何卒、よろしくお願い申し上げます。

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プロフィール

プロフィール写真【村上晃一】
京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。ラグビーマガジン、ナンバー(文藝春秋)などにラグビーについて寄稿。J SPORTSのラグビー解説も98年より継続中。1999年から2015年の5回のラグビーワールドカップで現地よりコメンテーターを務めた。著書に「ラグビー愛好日記トークライブ集」(ベースボール・マガジン社)3巻、「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)などがある。

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