「栄養合宿はチーム形成の場」と語るPR横山慶太郎

たたき上げの精神は、ここにもある。京都産業大学ラグビー部は1日に3度、猛練習に励んでいる。

朝練、授業後と2回の練習、そして3回目の練習スタートの合図は…。両手を合わせて「いただきます ! 」だ。大西健監督の号令で爐かわり練習瓩開始。強さの秘訣は、猛練習後の「栄養合宿」にもあった。

鍋を囲み、茶碗を持つ。大きな手でも持ちきれない特大サイズだが、「ここでは、3杯食べることがルールですから」(保護者)。

食材を並べ、選手の到着を待つ

FW(フォワード)陣だけでなくBK(バックス)陣も同じ。食べ進めると1人、また1人と立ち上がって「おかわり」する。保護者がご飯を入れ、「たくさん食べてね」と掛け声。大きな茶碗の向こうには、優しい笑顔があった。

さらに狢臉床箸糧佞竿哭瓩蓮∋拇戮砲盥夫がある。実は練習前から「栄養合宿」の準備を始めているのだ。夕方、選手たちが勾配のある坂道を登ってグラウンドに集まる頃、担当の保護者は大学近くの施設「食糧所」に集う。メニューも豊富だ。

1升枡(写真左)と1合枡(写真右)

「今日はすき焼きやね」。選手を飽きさせない。「今日はカレー鍋だったけ?」。母親たちが、息子たちの胃袋をグッとつかんでいる。

献立は鍋物プラス一品で、毎日違うものが用意される。栄養価の高い鍋と炊きたてごはんが、選手たちのスタミナを支えているのだった。

当然かのように、ペロリと平らげる部員たちだが、一体、どれほどの材料が用意されているのか。一般家庭とは比べられない量だった。

「米10升(1升=10合)、肉8キロ、野菜は各7つずつ。段ボールいっぱいに食材を詰めて、計4箱ぐらいですね」。

到着後1番に体重を計る上田主将

すごさは、それだけじゃない。「OBの方たちが(材料を)送ってくれるんです。本当に有り難いです」。お腹にありったけのパワーを蓄えさせてくれるのは、背中を押してくれる卒業生の存在だった。

伝統あるスクラムで数々の名勝負を繰り広げてきた京産大。もちろん「栄養合宿」の歴史も深い。大西監督の就任直後から40年以上続いている。

選手たちは、担当する保護者たちにあいさつ。すると、体重計へ一直線。列をつくり、食前の体重測定だ。マネジャーが記録している18年度版ノートには今季の選手たちの体重記録がずらりと並んでいる。

今季メンバーの体重ノート

思い出だけでなく、ノートのページもどんどん増えている。大切にしまわれている過去のノートには、廣瀬佳司、大畑大介(ともに元日本代表)や田倉政憲、伊藤鐘史(ともに元日本代表・現京産大コーチ)ら大物選手の名前も連なる。

何年、何十年後、彼らもここからその一員へ。ページをめくられる日が来るかもしれない。

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