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田村岳斗 -華麗なる舞-


March 14, 2013 10:50 PM /

世界フィギュア男子SPが終わりました

世界フィギュア男子シングルが始まりました。今日のSPは、全体的にとてもレベルの高い試合で、テレビに映っただけでも4回転8本がきっちりと決まっていました。しかも、半分はサルコウで入っています。今まではトウループで入っていく選手が多かったのですが、この大会を見て、確実に次の時代へと進化していることが感じられました。このハイレベルな戦いの中、トップに立ったのはパトリック・チャン選手です。今シーズン前半の戦いを見ると、正直大丈夫かなと思っていましたが、ここでしっかりと合わせてくるところが現世界チャンピオンですね。最初の4回転+3回転の時、4回転の着地でバランスが崩れていました。右足に重心しっかり戻さないうちに次のジャンプを踏み切って、それでも3回転に持って行きました。ベストの状態ではなくても、しっかり4回転+3回転を決められる体の強さと心の強さは、さすがというしかありません。

2位になったデニス・テン選手は、大きな試合でのメダルの実績はなかった分、こう言ったら失礼ですが、僕も含めて世界中のスケートファンもこの順位は予想していなかったと思います。SPでは1つのミスもなく、決められたジャンプもきっちりとこなして、今大会の男子シングルをおもしろくする注目の存在になりました。フリーでどんな滑りを見せてくれるか、とても楽しみです。

3位のケビン・レイノルズ選手は、四大陸優勝という結果によって、それまで本人が持っていた自信が確信に変わったようです。あの金メダルを獲得したことで、どんどん成長していきそうです。彼の場合、他の選手にコンポーネンツで劣っていたとしても、それを1つのジャンプで上回るスコアの可能性がある4回転があります。フリーでも3つ持っていますから、本当に侮れない存在です。

4位の高橋選手は、ジャンプでのミスはありましたが、シーズン途中で変えたプログラムとは思えない動きを見せてくれました。普通は、時間をかけてプログラムを完成させて、試合ではエレメンツに集中していくものなのですが、彼の身のこなしは、とても短時間でマスターしたとは思えないものでした。フリーは今シーズンを通してやっているプログラムなので、SPよりもエレメンツに集中して滑ることができるので、大きなミスさえなければ、表彰台もいけると思っています。

5位のジュベール選手は、チャン選手と同じく、シーズン前半の調子は極めて悪かったのですが、ここに合わせてくるのは、さすが元世界チャンピオン。例えシーズン前半で不調であっても、こうした試合でひっくり返せる爆発力も持っています。彼ほど長いこといろいろな経験をして、最前線で戦っている選手はいません。この試合ではとても落ち着いて滑っているのも印象的で、そこには「早く俺を超えていけ」という、これからのフランス選手に対するメッセージにも感じました。

ジュベール選手の気持ちを受けて、滑ったアモディオ選手ですが、ちょっと気負ってしまったのか、最初のジャンプが抜けてしまったのが残念です。また、スピンの転倒ですが、フィギュアスケーターは、ジャンプの転倒にはある程度慣れというか、その後の切り替えに対処できるのですが、スピンであのように転倒してしまうと、自分では何が起こったのかわからなくなってしまいます。なかなか起き上がれなかったのも、そんなことがあったのではないでしょうか? それにしても、何が起こるのかわからないのが、やはり厳しいプレッシャーの中で戦う世界選手権の怖さです。

羽生選手は、テレビ画面で見た感じではあまり顔色がよくないように見えたので、体調に問題があったのかもしれません。それでも、前回の3位を受けて、この大会では間違いなく優勝を狙って挑んでいったはずです。今回、転倒やコンビネーションジャンプでのミスはあったものの、世界チャンピオンになるために必要なものが何か、今後の経験にきっと活かせるはずです。羽生選手は、4回転を2種類持っていますから、まだまだ挽回できるチャンスはあります。

無良選手は、最初の4回転に入る前、右足を踏み込み過ぎたように見えました。そのためトウを着く左側の足と氷との角度が浅くなって、うまく氷に食い込まなかったのではないでしょうか。スコア的には一番痛いミスではあるのですが、その後のトリプルアクセル、後半のコンビネーションとも、持ち味の高さのあるジャンプで盛り返しました。これは日本選手にとってとても大きいことです。ソチ五輪の出場枠を狙う上で、無良選手があの位置にいると、羽生選手にとっても、高橋選手にとっても、安心感が出てくるはずです。フィギュアスケートは個人の争いですが、出場枠の問題となると、どこかでお互いの存在感が大きな力になります。3人とも今日のミスをしっかりと分析し、フリーでは1つでも順位を上げて、表彰台と日本の出場3枠目指して欲しいです。

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プロフィール

プロフィール写真【田村岳斗】
1979年5月28日生まれ。プロスケーター&コーチとして活躍する男子フィギュアスケーターの第一人者。高校3年時(1998年)に長野五輪出場。全日本選手権優勝2度の実績を持つ。現在は、関西を拠点に、未来のメダリスト育成に務める。

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