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フィギュア スケート コラム 2019年2月6日

四大陸フィギュアスケート選手権 女子シングルの見どころ

フィギュアスケートレポート by ウェイ・ション
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text by ウェイ・ション

7年ぶりに北米の地で行われる四大陸選手権大会、今年の開催地は世界初のディズニーランドで有名なアナハイムだ。最初に始まる女子シングルの競技はまさにこの開催地にふさわしい、氷上のプリンセスたちが華麗なる演技を披露する舞台ではないか。この舞台でどんな物語が展開するか、実に楽しみだ。

坂本花織選手

坂本花織選手

再び表彰台独占へ チーム・ジャパン
ディフェンディングチャンピオン坂本花織、グランプリファイナル金メダリスト紀平梨花、そして2017年四大陸女王三原舞依からなるチーム・ジャパンはいかにも強い。実は、今大会に出場する全選手のパーソナルベストや今シーズンのグランプリシリーズでの成績を並べてみると、日本勢がトップ3を占めていることがわかる。なので、この3選手が実力を発揮できれば、去年に続き、再び日本人選手による表彰台独占になる可能性が高い。

全日本女王たる坂本花織は好調子を見せている。四大陸選手権の直前にもかかわらず、1月末に行われた全国冬季高校総体に出場し、完成度の高い演技で自己ベストに近い高得点を叩き出して優勝した。今大会への調整が難しくなるじゃないかと懸念されていたが、本人は「四大陸前に試合を経験できたので自信になった」と前向きに語った。この勢いに乗り、今大会でまた優れた技術力と、今シーズン磨き上げたより「大人」になった表現力を見せれば、表彰台はもちろん、二連覇も狙えるであろう。

紀平梨花

紀平梨花選手(写真:Getty Images)

出場する選手の中で自己ベストが一番高いのは紀平梨花。今大会と世界選手権に向けて、1月にアメリカに渡り、振付師のトム・ディクソンのところでプログラムをさらに磨き上げ、表現力を向上させた。さらに、練習で4回転トウループとサルコウを成功させた画像もインタネットにアップされた。しかし、年始のアイスショーで今年の目標と聞かれた時、「4回転とかに挑戦もするけれど、安定した演技を残せるようにしたい」と紀平が答えたように、メダルの色を決める鍵となるのは、やはり安定感だ。ショート1本、フリー2本、合計3本のトリプルアクセルを含める高難易度の構成をどこまでクリアできるか、本当に楽しみだ。調子をうまく調整し、安定した演技を2つ揃えれば、今大会での優勝だけでなく、ザギトワが持っている世界最高得点も射程圏内となる。

三原舞依選手

三原舞依選手(写真:Getty Images)

さらに2017年の優勝者たる三原舞依も忘れてはならない。1月上旬に行われた日本学生氷上選手権に出場し、ノーミスな演技で215.20点をも叩き出した三原は、技術的に安定しているだけでなく、フリープログラムは先シーズンから使用しているため、演技が試合ごとに細かく仕上げられ、高い演技構成点も期待できる。ジャンプの難易度やGOEが高くもらえるようなダイナミックさがチームメイトほどではないが(それでも十分高い!)、完璧な演技ができれば、メダルをつかむ可能性が高いし、金メダルも手の届くところにあるでしょう。


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