試合の行方

ヴィクトリヤ・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ

ヴィクトリヤ・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ

毎年末、ロシア選手権が近づくたびに、ロシアのテレビ中継を吹き替えで放送出来たらどんなに面白いだろうか、と思ってしまう。

日本のように実況と解説が仲良く足並みを揃えて…のはずがない。タチアナ・タラソワ女史が解説のときは特に、放送席の喜怒哀楽が激しくなり、我々視聴者まで興奮して観入ってしまうのだ。

そんなタラソワ女史は、現役時代はペアの名選手、引退後は言わずと知れた、主にペアとアイスダンスのレジェンド・コーチであったため、アイスダンスの解説時は特に鼻息が荒くなる。

今回のロシア選手権の優勝争いは、ヴィクトリヤ・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ対アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキンの一騎打ちとなりそうだ。

アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン

アレクサンドラ・ステパノワ&イワン・ブキン

正直に言うと、大会を投げてしまったようにも見え批判を浴びた、去年のカツァラポフのフリーダンスからは、現在の彼等の姿を想像することは難しかった。自らを「エモーショナルな人間」と語るカツァラポフを、技術的にも彼に追いつこうと頑張りながら、忍耐強く支えるシニツィナが公私ともにパートナーであることが、彼にとっては非常に幸運だったと思う。

キャリアで最初にアイスダンスの指導を受けたコーチでもあるアレクサンドル・ジューリンが彼を見放さなかったことにも、彼は感謝するべきだろう。今季獲得したグランプリファイナルの銀メダルは、彼等とチームにとって大きな自信になったに違いない。

ステパノワ&ブキンには、ここ数年大きな期待を抱いているのだが、なかなかあと一歩突き抜けられずにいる。グランプリファイナルにも出場したが4位、自国のライバルにも敗れる悔しい結果となった。自分達の課題も分かっていてハードワークをこなしているが、得点アップに繋がらず、期待する評価を得られない今は、ひどくもどかしい思いだろう。でも、苦しいときこそ、踏ん張りどきだ。

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