数値化された計測データは、昨今のスポーツ観戦において欠かせない要素となっている。

野球で言えば、投手の球速はもとより、2015年よりメジャーで導入されているスタットキャストが提示する打球の初速、打ち出し角、そして飛距離はライブ観戦中に、たった今スタンドへと消えていった本塁打の質を数値的に把握する上で、大いに役立っている。

そういう意味では、あらゆる計測データで現地メディアやファンを沸かせている大谷翔平は、モダンベースボールの申し子と言えるかもしれない。

今回は現地9日付で「MLB.com」に掲載された記事を紹介しよう。これは、打者としての大谷の凄さを、彼がセンター方向へ強打で打ち返す割合により数値的に証明しようという試み。

記事によると大谷は今季、センター方向へ打ち返す割合と、その時の長打率でメジャー首位にランクされているとのことである。

先日の大谷による特大の代打本塁打は記憶に新しいが、記事によると、2015年のスタットキャスト導入後、左打差が95マイル以上の内角の速球を本塁打としたのはこれまで245例あるという。

しかし、センター方向かレフト方向への本塁打となると36例しかなく、更にそのうち440フィート越えは9例のみのことである。もちろん、大谷の本塁打もそのうちの一つである。

記事が明らかにしたデータによると、現在、大谷はセンター方向へ打ち返す割合を.538としてメジャーで首位に立っており(最低30打席以上の選手中)であり、センター方向へ打ち返した際の長打率(塁打数÷打数)は1.154。

これは2位につけるマット・ケンプの.918に大差をつけてこれまた首位に立っている(ちなみにセンター方向へ打ち返す割合の2位もケンプ)。

お知らせ

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ