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サッカー フットサル コラム 2018年6月27日

「完成度の高さ」が逆に足かせに? 強豪国の苦戦を見て、チーム作りの難しさを痛感

後藤健生コラム by 後藤 健生
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「本命」と目されていた強豪国が軒並み苦戦している。 前回優勝のドイツは初戦でメキシコに敗れ、2戦目もスウェーデンに追い詰められ、アディショナルタイムにクローゼがFKからのゴールを決めて最後の最後で勝点3を確保した。そして、やはり優勝候補と言われたチッチ監督のブラジルも初戦でスイスと引き分けた後、2戦目もケイロル・ナバスが鍵を閉めたコスタリカのゴールをこじ開けられず、2連続引き分けかと思われたアディショナルタイムに2点を取って振り切った。

スペインは、なんとかグループBのトップ通過を決めたが、本調子からは程遠い。 僕は大会前に「優勝はドイツ、ブラジル、スペイン以外にない」などと断言していたが、まったくの見当違いだったようだ。

一方で、僕はあちこちのメディアで「100万円を賭けるなら、日本は3戦全敗」などと失礼なことを言っていた。 別に「西野朗監督ではダメだ」とか言っていたわけではない。僕はもともと反ハリルホジッチの立場だったから、監督交代自体には賛成だったし、多少は上向くかと期待はしていたが、監督交代から大会開幕まであまりにも準備期間が短かった。準備試合もたったの3試合。これではテストをしている時間も、成熟度を上げる時間もない。「やはり、どう考えても勝ち目はないかな……」と思ったのである。

ところが、蓋を開けてみれば日本チームは快進撃。自分たちでしっかりボールを持って、主導権を握って試合をコントロールしているのだ。8年前の南アフリカ大会でベスト16に入った時とは、戦い方がまったく違うのである。たった3試合の準備試合で、多くのメンバーと組み合わせを試した西野監督の度胸には感心する。「成熟度」の部分には目をつぶり、おそらくベテランを多数起用することで解決しようとしたのだろう。

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