大谷翔平に打たれた男と抑えた男が、サイヤング賞争いをしている。

まだ、開幕してから二カ月しかたってないのは百も承知だ。しかし、そう書きたくなるほど、 大谷と対決した二人の元サイヤング賞投手が、素晴らしいシーズン序盤を過ごしている。

そう、インディアンスのコリー・クルーバーとアストロズのジャスティン・バーランダーだ。

サイヤング賞の投票に、最新の指標≒セイバーメトリクス(野球の統計学)がどれぐらい反映されているかは投票者の胸三寸だが、伝統的な投手三冠タイトルの勝利数、奪三振、防御率のすべてで上位に入っているか否かはいまだに投票を左右する傾向にある。

現地時間6月15日、クルーバーは勝利数で1位、奪三振で7位(106)、防御率で3位(2.24)。バーランダーは勝利数で2位タイ(9勝)、奪三振で4位(120)、防御率で1位(1.61)と拮抗している。

イニング数でもクルーバーが104.2回で1位、バーランダーが100.1回で2位と安定感が突出している。「長いイニングを投げること」。それは自ずと「安打や四球の数が少ない」ことや「失点が少ない」ことにたどり着く。クルーバーとバーランダーは「絶対的なエース」であり、「長いイングを投げること」は分業制が進んだ現在のメジャーリーグではとても際立っている。

クルーバーは今季2戦目、4月4日に敵地アナハイムで行われたエンゼルス戦で大谷と対戦した。第一打席と第三打席は三振に斬って取ったものの、五回二死二塁から外寄りの甘い速球を叩かれて、中越えへの2点本塁打を許した。

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