既報の通り、現地日曜のアスレチックス戦に先発した大谷翔平は、7回1死までパーフェクト。相手打線を沈黙させ、ホーム開幕戦を上回る4万4,742人の観客を前に、12奪三振の「“ショウ”タイム」を繰り広げた。

1シーズンに3試合連続本塁打と2桁奪三振を記録したのは、やはり、これまたベーブ・ルース以来の快挙であり、この日、特に際立ったのは、チームメイトのザック・コザートが「テーブルから落ちるよう(に落差がある)」と表現したスプリットだった。

実に12三振中、8三振をスプリットで奪ったのだが、捕手のマルドナードは「速球の制球力がなければ、対戦する打者もあそこまで彼のスプリットを振らないだろう」と速球の威力による効果を強調した。

それと共に、「狙った場所へ速球を投げられる彼の能力が、打者にプレッシャーを感じさせ、スプリットを振らせるのだろう」と分析した。

「MLB.com」によると、この試合で大谷が記録した「Statcast」のスイングに対する空振りの割合は54.5%(44スイング中、空振り22回)に達したのだが、「Statcast」が導入された2015年以降、1試合で空振りを20回以上奪った先発投手がこの数値を上回ったのはわずか5例のみとのこと。

また、大谷はこの試合のスイング・ストライク率(スイングでストライクを取る率)を26.4%としているが、同じく「MLB.com」によると、これは昨季リーグでこの部門トップの数字を残した(そして、水曜に大谷から特大本塁打を打たれた)コーリー・クルーバーのシーズン平均を10%以上も上回っているとのことである。

出色のパフォーマンスを示した1試合の数値と、シーズン平均を比較するのはちょいと不公平な話ではあるが、少なくとも、この1週間に限ると、瞬間最大風速的ではあるが、事実として大谷はサイ・ヤング賞右腕のクルーバー越えを果たしたのである。それも、ホームスタジアムを舞台に。

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J SPORTS 編集部

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