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20170625NACK2.JPG既に全国切符を掴んだ両チームが埼玉の覇権を巡って対峙する一戦。昌平と浦和西のファイナルはNACK5スタジアム大宮です。
昨年の広島は躍進の舞台。2回戦で3連覇を狙った東福岡に3-2で競り勝つと、前橋商業と静岡学園も倒してセミファイナルへ。最後は優勝した市立船橋に敗れたものの、全国4強という成果を手に入れた昌平。守備陣を中心に主力が多く残った今シーズンも新人戦の優勝を皮切りに、関東大会予選も制したチームはそのまま関東大会でも優勝カップを獲得。今大会も埼玉平成を3-0、埼玉栄を3-2で退け、前日の準決勝は浦和学院を6-0の大差で下して、2年連続の全国出場が決定。それでも守護神の緑川光希(3年・FC古河)が新人戦時に「ここから全部のタイトルを獲りに行く気持ちでやっています」と宣言した通り、県内3冠目を譲る気持ちは毛頭ありません。
1950年代には高校選手権で3度の全国出場を誇り、第35回大会では日本一も経験。メキシコ五輪で銅メダルを獲得した鈴木良三氏や元日本代表の川上信夫氏に加え、現在はJFAの技術委員長を務める西野朗氏を輩出するなど、"サッカーどころ"として浦和が名を知られるようになった黎明期を支えていたと言っても過言ではない浦和西。近年はなかなか目立った結果は残せていなかった中で、今シーズンは新人戦でベスト8、関東大会予選でベスト4と着実に結果を叩き出し、迎えた今大会も大宮東、立教新座、浦和東と次々に立ちはだかる難敵をすべて1点差で退けると、準決勝でも西武台を1-0で撃破し、30年ぶりとなる全国切符獲得に成功。次は埼玉制覇を目指し、ファイナルの80分間に向かいます。会場となったNACK5のスタンドには、サッカー少年を含めた少なくない観衆が。埼玉頂上対決は昌平のキックオフでスタートしました。


立ち上がりからやり合う両雄。5分は昌平。相手のミスを突いてGKと1対1になった佐相壱明(3年・緑山SC)のシュートは枠の左へ外れましたが、いきなりの決定機を創出すると、7分は浦和西。唐牛七海(2年)と加藤淳志(3年)の連携で完全に右サイドを崩し、フリーで放った10番を背負う遠藤寛紀(3年)のシュートは緑川がさすがのファインセーブで応酬。その左CKを遠藤が蹴り込み、こぼれを拾った唐牛のシュートは昌平のキャプテンを任された石井優輝(3年・C.A.ALEGRE)が体でブロックしましたが、お互いにフルスロットルでゲームに入ります。
8分は浦和西。左から再び遠藤がCKを蹴り込み、こぼれを叩いた加藤のミドルは枠の上へ。13分は昌平。渋屋航平(2年・FC LAVIDA JY)とのワンツーから、原田虹都(2年・クラブ与野)が枠へ収めたシュートは浦和西のGK森田柊也(3年)がキャッチ。15分も昌平。原田、山下勇希(3年・浦和レッズJY)、佐相と細かく繋ぎ、渋屋が左足で狙ったミドルは森田がキャッチ。手数はやや昌平も、「立ち上がりは自分たちが完全に流れが悪かった」と話したのは昌平のセンターバックに入った関根浩平(2年・栃木SC JY)。浦和西に漂う"やれる感"。
すると、17分に鮮やかな先制点を奪ったのは浦和西。左でサイドハーフの萩原悠樹(3年)が粘って中へ入れると、森喜紀(2年)はきっちり繋ぎ、エリア内に潜った加藤は右足で丁寧にシュート。ボールは左スミのゴールネットへ飛び込みます。「このトーナメントに入ってからは長いボールが目立って、大雑把なサッカーと思われているかもしれないですけど、基本は技術を生かしたサッカーをやりたいなと思っているので」と市原雄心監督も笑った浦和西が、華麗なパスワークで生み出したゴラッソ。早くもスコアは動きました。
「技術的に高い選手がいるというのはわかっていて、そこで押し込まれてしまう状況を作ってしまった所がウチのまだまだな部分」とは昌平を率いる藤島崇之監督ですが、同点弾は失点のわずかに2分後。右サイドバックの塩野碧人(3年・1FC川越水上公園)を起点に山下が股抜きスルーパスを通し、高見勇太(3年・成立ゼブラFC)がゴールラインギリギリで残すと、山下はすかさず中へ。「あそこにいれば絶対にアイツは見ているなと思った」という佐相が絶妙のポジショニングから右足で合わせたボールは、ゴール左スミギリギリに吸い込まれます。「うまく当てて蹴ったら良いコースに飛んでくれました」という9番の一撃。両者の点差は一瞬で霧散しました。
追い付かれた浦和西も20分にすかさず反撃。唐牛が右サイドで縦に付け、巧みなトラップで収めた森のシュートは緑川がキャッチしたものの、「9もキープできるし、10も収まるとあまりボールを取れない」と関根も話した通り、前線の森と遠藤はまったく異なるタイプながら、きっちり前線で起点を創り、そこに2列目の唐牛、加藤、萩原が絡んでいくアタックは迫力十分。「今日はいつも以上に声が出ていましたね」と市原監督も認める応援団の声援も後押しに、浦和西も果敢に勝ち越しゴールを狙います。
ところが、32分に生まれたゴールは逆転弾。昌平が右サイドで奪ったFK。スポットに立った原田が鋭いボールを蹴り入れると、「だいたいボールが来る位置はわかっていたので、相手を引っ張ってタイミングで外せた」という関根は完全にマーカーを振り切ってフリーでヘディング。ボールは豪快にゴールネットを揺らします。「先に失点してしまったので、取り返したい気持ちはあって、セットプレーの時は狙っていました」というセンターバックがきっちり一仕事。「あまりセットプレーでやられたことはなかったんですけどね」と悔やんだのは市原監督。昌平が1点のリードを手にして、最初の40分間は終了しました。


「ビハインドの状況でも慌てず、そこでしっかりと1つ取ったら冷静な判断ができるという状況になったと思う」と藤島監督が振り返った前半を経て、後半はスタートから昌平に勢い。43分には原田、山下、渋屋とスムーズにパスが回り、山下が左から放ったシュートはゴール左へ。44分にも原田が裏へ落すと、DFと入れ替わった佐相のシュートは枠の右へ外れるも、シンプルなアタックでフィニッシュまで。45分には浦和西もセンターバックの福世航大(3年)がフィードを送り、ドリブルで1人外した森のシュートは「シュートブロックとかは体を投げ出して行くことは意識しています」という関根がきっちりブロック。同点とはいきません。
49分は昌平。左サイドバックの堀江貴大(2年・大宮アルディージャJY)と佐相の連携で獲得したFK。ピッチ左寄り、ゴールまで約20mの位置から塩野が直接狙ったキックはクロスバーの上へ。57分には浦和西も1人目の交替として、前線で体を張った森と、西武台戦で全国を手繰り寄せるPKを決めた高橋岬生(3年)をスイッチしましたが、58分も昌平のチャンス。左サイドをドリブルで運んだ渋屋が右へ流し、高見のシュートは福世がブロックしたものの、流れは完全にディフェンディングチャンピオンへ。
64分の主役は「点を取ることが一番フォワードの仕事だと思っている」と言い切るストライカー。「相手のクリアボールを前で触れたのと、あとは前線に佐相くんがいたので、強くヘディングを飛ばそうと思った」という関根が鋭いインターセプトから頭で繋ぐと、受けた佐相は完璧な反転から右足一閃。ボールは右スミのゴールネットへ一直線に突き刺さります。「本当に練習通りで、ゴールの瞬間は見ていなかったんですけど、打って「コレ入る!」と思ったら歓声が湧いたので良かったです」と笑顔を見せた佐相はこれでドッピエッタ。昌平のリードは2点に広がりました。
市原監督が68分に下した決断は2枚替え。確かな存在感を放った唐牛と遠藤を下げて、朝見海斗(3年)と田村優人(3年)を同時に送り込む格好で反撃体制を整えますが、69分は昌平のチャンス。原田、高見と回ったボールを左足で枠へ収めた佐相のシュートは、森田が気合のファインセーブ。残された時間は10分間。埼玉の覇権の行方も最終盤へ。
浦和西の執念はセットプレーに。72分に田村が投げた右ロングスローは、塩野がクリアしたものの飛距離十分。再び田村が投げ入れた右ロングスローは石井が何とかクリア。75分には加藤が左CKを蹴り込み、こぼれを拾った佐藤功大(3年)は野口智弘(3年)とのワンツーからクロスを上げるも、ここは中央でオフェンスファウルの判定。76分にも加藤の右CKがゴール前で混戦を生み出し、オージ・ヴィクター・シラタ(2年)が頭で残したボールは原田が懸命にクリア。田村のロングスロー連発は、スタンドを大いに沸かせます。
76分は浦和西。田村の右ロングスローは塩野がクリア。77分も浦和西。ここも右から田村がロングスローを投げ込み、ルーズボールに反応した加藤のミドルは大きくバーの上へ。78分は昌平。原田の縦パスを佐相がきっちり落とし、渋屋が裏へ入れたボールに原田がボレーで飛び付くも、軌道はゴール左へ。79分には右から、80+1分には左から、同じく80+1分には右から、田村が3連続で投げたロングスローもシュートには至らず。80+2分には右から加藤がCKを蹴り入れ、高橋がヘディングで合わせるも、後半初の枠内シュートを緑川は冷静にキャッチ。「最後の方は押し込まれたシーンがあったんですけど、粘り強く対応できたのかなと思っています」と関根。途切れない昌平ディフェンスの集中力。
「いつもは『何点決める』とか決めてきてはいないんですけど、今日は3点決めようと思ってきた」という男の有言実行は終了間際の80+3分。渋屋のパスを左サイドで受けた古川勇輝(2年・大宮アルディージャJY)は、「スピードを殺さないように、流れに乗れるボールを意識して」さらに外へ。ここにオーバーラップしてきた堀江がクロスを上げると、「イメージ通りにニアで合わせれば入るなという感じ」で突っ込んだ佐相のシュートはゴールネットへ到達します。「本人も自信を持ってやっていると思うので、その自信が成功に繋がっているかなと思いますし、その部分は評価してあげられるかなと思います」と指揮官も高評価を口にした佐相は、これで圧巻のハットトリック。終わってみれば4ゴールを挙げた昌平が埼玉制覇を達成。県内3冠目を力強く引き寄せる結果となりました。


昌平の強さが際立ったゲームだったと思います。「失点してしまったという所で、また自分たちでスイッチを入れられたのは良かったと思うんですけど、それがインターハイのような短い勝負だと引きずって負けということにもなるので、そういう意味では悪い所は出せたという意味で、課題として次に行けるかなと思います」とは藤島監督ですが、自分たちでスイッチを入れられるのはやはり強者の証。華麗なアタックを誇る攻撃陣に注目が集まる中で、「石井と関根のコンビは間違いなく大崩れはしないというか、そこが崩れた時に緑川がいるので、信頼関係を持ってやれているのかなと思います」と指揮官も話す、昨年の全国を経験しているGKとセンターバックのトライアングルも間違いなく全国クラス。「去年よりもチーム力は上だと思っています」と藤島監督も手応えを掴んでいるようです。昨年度は全国ベスト4まで駆け上がっているだけに、目標を問われても「関東大会でも勝てる自信は付けたので、全国でも優勝を目指して頑張りたいと思います」(関根)「もちろん日本一を掲げてやってきているので、個人でも毎試合2得点以上狙って、得点王争いに絡めるように頑張っていきたいです」(佐相)と明確な答えが。「彼らが今モチベーション高くやれているのは去年のベスト4があったからですし、上を目指してくれるスタンスはあると思うので、そこは僕らスタッフとしてもそこを目指してやらないといけないと思います」と藤島監督も控えめな表現ながら、やはり目指す所は選手と同じ様子。昌平が宮城の地で昨年を超える躍進を果たせるのか否かにも、大いに注目したいと思います。       
20170625NACK.JPG


土屋
  


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0624koma2-2.JPG14年ぶり4度目か。それとも5年ぶり3度目か。支部予選から6連勝で勝ち上がってきた東海大菅生が、関東大会予選準優勝の実践学園に挑む構図のセミファイナルは、引き続き駒沢第2球技場です。
なかなか都大会までは進出することができなかったものの、複数の下級生が実戦経験を積み重ねることで、着々とチームのベースは築かれていた昨シーズンの東海大菅生。迎えた今シーズンは、関東大会予選こそ初戦で帝京に1-4で敗れたものの、今大会は支部予選を連勝で勝ち抜けると、一次トーナメントは都立葛飾野にPK戦で、早大学院に1-0で競り勝って、二次トーナメントまで。先週のクォーターファイナルは手塚弘利監督も「プラン通り。全部ハマりました」と笑顔を見せる内容で、早稲田実業を4-1で下してこのステージまで。14年ぶりの全国はもうすぐそこまで迫っています。
ほとんどの選手にとって、トップチームでのプレーはこの新チームになってからにもかかわらず、2月に開幕したT1リーグではここまで無敗で首位をキープ。関東大会予選も成立学園や國學院久我山といった難敵を相次いで撃破して本大会出場を決めるなど、各方面からの評価も非常に高い実践学園。それでも「自分たちは凄いヤツがいるという意識ではやっていないので、全員が1つになれなかったら絶対に勝てない」と話すのはキャプテンの尾前祥奈(3年・江東深川第四中)。駒澤大学高と激突した先週のクォーターファイナルも2-0で制して、宮城へ王手の懸かるセミファイナルへ。5年ぶりの全国を確実にその視野へ捉えています。12時の駒沢はもはや真夏の陽射し。楽しみな80分間は実践のキックオフでスタートしました。


立ち上がりから攻勢に出たのは「自分たちがやってきたことを出し切ろうという話からゲームに入った」と浦寛人(3年・GA FC)も話した実践。2分に前原龍磨(3年・三菱養和調布JY)のパスから、武田義臣(3年・FC Branco八王子)が放ったシュートは枠の右へ外れましたが、6分の先制弾もやはりこの2人から。エリア内で前を向いた前原は、武田とのワンツーからそのままフィニッシュ。菅生のGK橋本颯(2年・FC東京U-15むさし)もファインセーブで掻き出したものの、運悪くDFに当たったボールはゴールネットへ飛び込みます。「シンプルなワンツーが良かったですね」とは深町公一監督。実践が早くも1点のリードを手にしました。
さて、「『慣れるまで最初の10分は我慢しろ』と言ってたんですけどね」と手塚監督も苦笑した菅生は7分にファーストシュート。右サイドに開いた青木紘貴(3年・国分寺第一中)のシュートはゴール左へ逸れましたが、以降はゲーム自体が膠着状態に陥る中で、「9番がスピードや運動量で厄介な部分があったので、その子を意識し過ぎてラインを下げ過ぎたという所はある」と尾前も振り返った通り、9番を背負った青木が前線で存在感を示したことで、実践はライン間がやや間延びした状態に。ボールを持つ時間は長い中で、菅生も湯江俊太(3年・FC GLORIA)と中内耀大(3年・FC GLORIA)で組んだセンターバックコンビを中心に守備陣の集中力が高く、アタックに連携がなかなか出てきません。
35分は菅生。キャプテンマークを託された杉浦夢翔(3年・東海大菅生中)がサイドをえぐって折り返すと、日置出帆(3年・AZ'86東京青梅)のシュートは枠に収まるも、実践のGK成田雄聖(3年・S.T.FC)が丁寧にキャッチ。37分も菅生。杉浦が蹴った左FKは飛び出した成田がキャッチ。39分も菅生。杉浦の縦パスを鈴木亮太郎(3年・あきる野秋多中)が落とし、3列目から飛び出した長坂南旺(3年・三菱養和調布JY)のミドルは枠を越えるも、積極的なチャレンジを。実践も40分には、高須史弥(3年・VERDY S.S.AJUNT)と石本耀介(3年・青山SC)の連携で奪った右CKを山内稔之(2年・AZ'86東京青梅)が蹴り込み、こぼれを山内がクロスに変えるも、浦のヘディングはヒットせず。「ああいう所をリーグ戦も含めて耐えて凌いできているので、前半はとにかくあのまま1-0で終わればいいかなという所でした」と深町監督。30分過ぎから菅生がペースを奪還した最初の40分間は、実践が1点のリードを保って終了しました。


後半のファーストチャンスは「自分たちの前線とバックラインの距離が空いてきて、間延びしてセカンドを拾われ出した時に相手のペースになってきていたので、ハーフタイムにそこを修正した」(浦)という実践。42分に武田、前原と回したボールを高須は左へ振り分け、山内のグラウンダークロスは菅生のセンターバックに入った湯江俊太(3年・FC GLORIA)が懸命にクリアしたものの、サイドアタックからあわやというシーンを創出します。
ただ、そのCKは一転して菅生のカウンターに。杉浦が粘って運び、長坂を経由して吉田雄登(3年・石神井マメックスFC)が打ち切ったミドルは枠の左へ外れましたが、アタック自体の切れ味は十分。44分には手塚監督も1人目の交替として、長坂と本来の司令塔でもある近藤想平(3年・ヴェルディSS相模原)を入れ替え、中盤の展開力と攻撃力向上に着手。45分には右サイドを運んだ日置が、そのまま枠の右へ外れるミドルまで。実践が50分に右から山内、53分に左から杉浦と続けて蹴ったCKも、前者は舩木未来哉(3年・FC杉野)が、後者は吉田がきっちりクリア。深町監督も「5バック気味になって、セカンドも拾えないというような状況ができていましたよね」と振り返るなど、後半も菅生のアタックには同点の香りが。
そんな中で実践にとって絶好の追加点機が訪れたのは55分。右から前原が入れたアーリークロスに村上圭吾(3年・三菱養和調布JY)が走り込むと、エリア内でGKと接触して転倒。主審はペナルティスポットを指し示します。大事なPKのキッカーはキャプテンの尾前。「緊張はしたんですけど、とりあえず下でサイドを突けば大丈夫かなと思って」左スミを狙ったキックは、橋本も反応していたもののわずかに及ばず、ゴールネットへ吸い込まれます。「後半の最初の20分ちょっとは飲水タイムまで勝負を懸けようと話していた」と指揮官も言及した、"勝負の時間帯"できっちり結果を。実践のリードは2点に広がりました。
すかさず58分に実践ベンチは2枚替え。右ウイングバックの石本を大関友貴(3年・FC多摩)と、ボランチの高須を奥山勝(3年・府中浅間中)とそれぞれスイッチして、サイドと中盤のバランス改善を。60分には山内のクロスから左CKを手にすると、武田のキックに前原が食らい付くも吉田が何とかクリア。「後半も入り自体はそんなに良くなかったんですけど、そのあとだんだん修正できたと思う」と浦。斎藤彰人(3年・FC多摩)、尾前、三澤健太(3年・昭島瑞雲中)の3バックも含め、ようやく実践に戻ってきた本来の安定感。
一気に仕掛けた菅生ベンチ。61分に日置を替げて、影山颯太(2年・東海大菅生中)を右サイドハーフへ送り込むと、66分に奥山が右へ振り分け、大関のクロスにフリーで合わせた前原のヘディングが右へ逸れる実践の決定機を経て、直後の66分には吉田と横山正司(2年・東海大菅生中)を、68分には杉浦と鈴木大智(3年・FC町田ゼルビアJY)を相次いで入れ替え、青木と鈴木亮太郎の2トップに、サイドハーフは右が影山、左が鈴木大智、ドイスボランチには近藤と横山を並べて最後の勝負に。残り時間は10分間。全国を巡るセミファイナルもいよいよ最終盤へ。
72分は実践に3人目の交替。2ゴールに絡んだ前原に替えて、浅野遥輝(3年・FC多摩)がピッチへ。73分は菅生。ミドルレンジから青木が狙ったミドルはゴール右へ。直後の73分は実践に4人目の交替。武田と村木龍晟(2年・FC GONA)を入れ替えると、76分には「今までT2に出ていた子で初めて使ったんですけど、よくやったかなと思います」と深町監督も評価を口にした奥山が縦に付け、村木が打ち切ったシュートは湯江が執念のブロック。78分にも村木は右サイドからカットインしながら、わずかに枠の左へ外れるシュートを放つなど、追加点への意欲も十分。アディショナルタイムは3分の掲示。近づく歓喜の瞬間に落ち着かない実践応援団。
80+1分は菅生のラストチャンス。舩木が投げ入れた左ロングスローのこぼれを横山が拾って戻し、舩木の左クロスに飛びついた影山のヘディングが枠の右へ消えていくと、程なくして駒沢の空に吸い込まれたのは主審のファイナルホイッスル。「そんなスーパースターはいないですけど、コツコツとやる子たち」(深町監督)の実践が熱戦を制し、5年ぶりとなる全国切符をもぎ取る結果となりました。


前述したように今シーズンはT1リーグが開幕した2月から、ずっと高い評価を受け続けていた実践。ただ、「"雑草魂"じゃないですけど、そういう走る気持ちとか、そういう部分がないと勝てないというのはしっかり意識しているので、周りの声があっても『自分たちが上手いんだ』とか、そういう勘違いは起こさないようにはしていますね」と話すのは尾前。関東予選時には前原も「まだチームとしても個人としても物足りなさはありますし、ここで満足しないで僕らも成長しないと、すぐにどんどん追い抜かれていくんじゃないかなと思います」と危機感を口にするなど、慢心する気配はなかったものの、やはり評価通りの結果を出すことが難しいのは言うまでもなく、「『良い良いと言われていて、関東大会が終わってインハイを落とすチームは多い』と監督にも言われ続けていたので、このインハイを獲れたことは大きかったです」と浦が笑顔で話した言葉も、実際に彼らの本音であることは間違いないでしょう。「全国大会でまだウチはベスト16までしか行ったことがないので、リーグ戦も入れて四冠を獲るという目標と、全国でベスト8というのが彼らが決めた目標で、それは先輩を超えたいという気持ちでしょうね」と深町監督が言及したように、結果という意味ではベスト8を掲げつつ、「実践らしいサッカーで戦っていく」(尾前)という部分も全国の舞台を経験する上で大事な要素。5年ぶりに実践が乗り込む真夏の祭典での躍進が今から楽しみです。         土屋

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0624koma2-1.JPG3連覇か。それとも2年ぶりか。都内きっての強豪が激突するビッグマッチ。全国切符を懸けて関東第一と國學院久我山が対峙するセミファイナルは駒沢第2球技場です。
2年前のインターハイでは兵庫の地で清水桜が丘、大津、広島皆実と難敵を相次いで撃破し、堂々と全国ベスト4まで到達。東京連覇で挑んだ昨年のインターハイは優勝した市立船橋に初戦で敗れたものの、着実に経験値を積み重ねてきている関東第一。迎えた今シーズンは既に関東大会予選を制しており、都内のトーナメントコンペティションはこれで3大会連続優勝中。今大会も初戦の東海大高輪台戦は苦しみながら、終了間際に途中出場の池田健太(2年・VIVAIO船橋)が決勝ゴールを叩き出してセミファイナルへ。3年連続となる夏の全国へ挑むべく、重要な80分間へ臨みます。
全国準優勝という好成績を受けてスタートした昨年は苦しいシーズンに。インターハイ予選、選手権予選と早期敗退を突き付けられ、悔しい1年間を過ごした國學院久我山。その想いを知るメンバーが数多く残った今シーズンは、関東大会予選でベスト4まで勝ち上がり、T1リーグも8試合を消化して6勝1分け1敗と上々の滑り出し。先週の帝京戦では先制を許しながらも、最後は3-2とシーソーゲームをモノにしてこのステージまで。「ゴールはセットプレーでも何でもいいので、とにかく勝つだけ」(平田周・3年・FC東京U-15むさし)「内容とかよりもとにかく絶対に勝ちたい」(三富嵩大・3年・横河武蔵野FC JY)と2人が力を込めたように、勝つことだけを求めてセミファイナルへ向かいます。この好カードを見届けるべく、駒沢のスタンドにはかなりの観衆が集結。注目の一戦は関東第一のキックオフでスタートしました。


まずはセットプレーで創り合うチャンス。2分は関東第一。池田の突破で奪った左CKを小関陽星(2年・町田JFC)が蹴り込むと、ここは三富がきっちりクリア。4分は久我山。左サイドで獲得したFKを三富が蹴り入れ、ファーで鵜生川治臣(3年・前橋JY)が頭で折り返すも、関東第一のGK北村海チディ(2年・GRANDE FC)がしっかりキャッチ。お互いにフィニッシュまでは至りません。
9分のファーストシュートは関東第一。池田が粘り強いポストプレーで残し、1人外した篠原友哉(3年・府ロクJY)の左足シュートは至近距離も久我山のGK平田がキャッチ。10分も関東第一。ここも池田のポストで手にしたCKを右から篠原源太(2年・大宮アルディージャJY)が放り込み、ファーヘ流れたボールを関口聖人(2年・フレンドリー)が叩くも、DFをかすめたボールは枠の左へ。15分には久我山も木下陽(3年・S.T.FC)が仕掛け、こぼれを拾った鵜生川がシュートを放つも、ヒットせずにゴール左へ。「全員強気でルーズボールとかも久我山よりも先に足を運んで取れていた」と篠原も振り返った関東第一が引き寄せるゲームリズム。
すると、20分の咆哮は「裏に抜けたり、ボールも収まっていたし、結構『今日は良い感じだな』と思っていました」と語るストライカーによって。左から篠崎が上げたクロスを池田は頭に当て切れず、ファーサイドに流れたボールは篠原の足元へ。「ボールを押さえたら2人来ていて、間が空いていたのでそこにボールを残して、そのまま突っ走ったら裏街道できた」という10番が2人を置き去りにして中へ折り返すと、そこに突っ込んだのは「『次は決める』と思っていた」池田。DFともつれながら右足に当てたボールは、ゴールネットへ到達します。「そんなに良い所にいるという選手じゃなかったんですけど、この大会を通してボールが良い所に来たりするので、フォワードとして良くなってきたと思います」と話す11番は、これで準々決勝に続いての先制弾。関東第一が先にスコアを動かしました。
1点を追い掛ける展開となった久我山。26分に内田祐紀弘(3年・Forza'02)が右から蹴ったFKも、中とは合わずゴールキックに。逆に28分は関東第一。小関が頭でつついたボールを篠原はミドルに変えるも、DFをかすめたボールは枠の上へ。32分は再び久我山。右サイドで前を向いた井上翔太(2年・ジェファFC)は鵜生川からのリターンを受け、そのままシュートを打ち切るもクロスバーの上へ。ようやく出てきた"らしい"連携。
37分は久我山にとって前半最大のチャンス。左サイドバックの竹浪良威(2年・FC東京U-15深川)が足裏で残し、永藤楓(3年・Forza'02)の左クロスに鵜生川が得意のヘディングで合わせるも、ボールは枠の右へ外れ、同点弾とはいかず。終盤は久我山も高橋黎(2年・ジェファFC)と三富のドイスボランチを中心に、ボールの周りは良くなったものの、関東第一が1点のリードを保って、最初の40分間は終了しました。


後半は開始早々に相手GKのキックへ突っ込んだ篠原がボールカットを敢行し、チームの士気を上げた関東第一が再び攻勢。42分に篠崎の左CKはクリアされるも、篠崎が残したボールから長谷部竣(3年・JSC CHIBA)は左クロスを上げ切り、池田はシュートまで持ち込めませんでしたが、悪くないアタックを。47分は久我山。右サイドで井上が縦へ付け、内田の折り返しに木下が飛び込むも、シュートの軌道は枠の右へ。やり合う両者。自然と上がる両応援団のボルテージ。
49分は関東第一。長谷部が左へ流し、篠崎のクロスに池田が合わせたヘディングはゴール左へ。50分も関東第一。右サイドバックの加藤陽介(2年・VIVAIO船橋)を起点に篠原が繋ぎ、この日は右サイドハーフ起用となった村井柊斗(3年・FC多摩)の左足シュートは枠の左へ外れるも好トライ。51分も関東第一。池田、小関、池田と細かくボールが回り、右に持ち出した篠原のシュートは枠の右へ。3年生がシュートに込める全国への強い意欲。
先にベンチが動いたのは久我山。51分に木下を下げて、豊田歩(2年・横河武蔵野FC JY)をボランチへ送り込み、三富が1列上がって3トップ下の位置へ。53分にピッチ中央、ゴールまで30mの位置から篠原が直接狙ったFKはカベに当たり、54分に加藤のスローインから反転した村井が枠の右へ外した関東第一の2つのチャンスを経て、55分に久我山は2人目の交替。井上と山口隼介(3年・東急SレイエスFC)をスイッチすると、最終ラインは右から山口、澤田雄大(3年・FC多摩)、上加世田達也(3年・Forza'02)、竹浪が並び、内田を左ウイングへ、永藤を右ウイングへそれぞれスライドさせて、狙う同点ゴール。58分には豊田が左へ展開したボールを内田が中へ戻し、走った鵜生川は一歩届かずに北村がキャッチしましたが、少しずつ上がる久我山のテンポ。
64分は久我山。豊田の展開から内田を経由し、竹浪が左から右足で上げたクロスは鵜生川と永藤が重なり、両者共にシュートは打てず。65分は久我山に3人目の交替。永藤と松本雄太(3年・成立ゼブラFC)を入れ替えて、サイドの推進力アップに着手。68分も久我山。豊田、松本、三富、鵜生川とスムーズにパスが繋がり、三富のシュートは枠を越えたものの、「相手の攻撃の良さは絶対あると思っていた」と小野監督も話したように、追い付きたい久我山が踏み込んだ攻撃のアクセル。
70分に関東第一は1人目の交替を決断。篠崎を下げて、ルーキーの佐藤誠也(1年・VIVAIO船橋)をそのまま左サイドハーフへ投入。押し込まれる流れにも「あのくらいの展開には絶対になると思っていました」と篠原。続く久我山のアタック。73分に左から内田が蹴ったFKは北村がパンチングで回避。直後の73分にピッチ中央で得たFKは、ゴールまで30m弱の距離。先週の帝京戦でもほとんど同じ位置からゴールに叩き込んでいた三富が、その再現を狙って蹴ったキックはカベが決死のブロック。右から加藤、関口、キャプテンの小野凌弥(3年・Wings U-15)、嶋林昂生(3年・町田JFC)で構成された4バックを中心に、途切れないディフェンディングチャンピオンの集中力。
74分も久我山。高橋がエリア内へ縦パスを流し込むと、三富のシュートはDFに跳ね返され、そのこぼれにいち早く反応した鵜生川のシュートは枠を捉えるも、ここは北村が凄まじい反応のファインセーブで仁王立ち。直後に内田が蹴り込んだ左CKをファーで鵜生川が折り返すも、高い到達点で北村が難なくキャッチ。75分には関東第一に2人目の交替。「この間のゲームの出来があって、今週もちょっと厳しめに『頑張んなさい』って言っていました」という小野監督の檄を受け、この日は攻守に奮闘した村井に替えて、長野真大(2年・VIVAIO船橋)を送り込んで取り掛かるゲームクローズ。残された時間は5分間とアディショナルタイムのみ。
80分も久我山。三富の右FKはファーヘ流れ、拾った上加世田の左クロスは北村が丁寧にキャッチ。アディショナルタイムの掲示は3分。180秒のファイナルバトル。80+2分も久我山。左から鵜生川が投げ入れたロングスローは、ここも北村が確実にキャッチ。80+4分も久我山。再び鵜生川が投げ込んだロングスローに、高い打点で合わせた澤田のヘディングはきっちり枠へ飛びましたが、北村が驚異的な跳躍力からがっちり押さえ込むと、直後に芦野紘太主審が吹き鳴らしたタイムアップのホイッスル。「全員が最後まで集中し切れているから、1-0で終われていると思うので、集中力も高まっているのと、みんな我慢できるようになったと思います」と篠原も手応えを口にした関東第一が、3年連続となる全国切符を勝ち獲る結果となりました。


「相手の攻撃が良いのはわかっていたので、そこで上回りに行かなくても、とりあえずメンタル的なものとフィジカル的なものと、そこの2点は絶対に上回れるなというのはあったので、そこで上回れれば本人たちの立ち返る所があるなと。ウチはやりづらさを感じていなくて、なおかつ今日はボールも持てましたし、最低の状況を想定しておいて、どんどんそれに合わせて戦い方を考えるという感覚だったので、今日の所は本当にプラン通りに子供たちが戦ってくれたし、それに彼らの体がマッチしてくれたなと思って。もう足を攣ったら許さねえぞという感じでした(笑)」と試合後に話してくれた小野監督は、「今週はとにかくフィジカルのコンディションを合わせるということだけしかやらなかったので、この暑くなるのを想定して、昨日も一昨日もわざと厚着させてちょっと頑張らせてやっていた」とも。その指揮官の「僕は口が裂けても『宮城に行こう』なんて言わなかったですし、別に自分は目の前の相手に勝てばいいだけなので、なんかちょっと整理できてきたかなって。ちょっとブレないように自分でもなってきたかなと思います」という変化が、この3年連続で全国出場を決めた関東第一の変化と重なっているのは言うまでもありません。「前回は市船に初戦で当たって、何もできずに終わってしまったので、もっと1つ1つ着実に勝って上に行きたいです」と全国へ向けての意気込みを語ったのは、10番を背負ってチームを牽引し続けている篠原。改めて激戦の東京予選を3年続けて突破するという偉業を成し遂げた関東第一の選手やスタッフに、大きな拍手を送りたいと思います。        土屋

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0618koma2-1.JPGここ数年は大事なタイミングで激突してきた両雄が今大会でも再会。帝京と國學院久我山のクォーターファイナルは引き続き駒沢第2球技場です。
2年連続で選手権予選は決勝まで進出するなど、明らかに復権の時が近付いている印象もある帝京。今シーズンの関東大会予選は東海大菅生を4-1、修徳を3-0と撃破したものの、最後は準々決勝で東京朝鮮に逆転負け。迎えた今大会の一次トーナメントは初戦で京華を4-1で下すと、ブロック決勝も都立東久留米総合相手に押し込まれながらもPK戦まで持ち込み、新守護神の白井貴之(3年・柏レイソルA.A.長生)が相手のキックを2本ストップする活躍を見せて、堂々と二次トーナメントへ。「次の試合もディフェンスをしっかりやらなくてはいけないと思うので、絶対に勝ちたいですね」と意気込むのはその白井。上り調子で難敵との大事な80分間へ向かいます。
昨シーズンはなかなかトーナメントコンペティションで結果が出せず、悔しい1年間を過ごすことになった國學院久我山。「今年は試合に出ている3年生の人数が多いので、インハイ、選手権、T1と三冠を獲って、全国でも久我山サッカーで勝ち上がりたいという想いはあります」と司令塔の三富嵩大(3年・横河武蔵野FC JY)も話す今シーズンのチームは、新人戦を5連勝で勝ち上がって迎えた関東大会予選でも、暁星と駒澤大学高に競り勝ちながら、準決勝で実践学園に2-4で敗れて本大会出場はならず。ただ、今大会は一次トーナメントの2試合で16得点を記録するなど、2年ぶりとなる夏の全国は確実にその視野へ。昨年の選手権予選のリベンジも含めたカナリア軍団とのリターンマッチに意欲十分です。駒沢の曇天模様は午後になっても変わらず。楽しみな80分間は久我山のキックオフで幕が上がりました。


ファーストチャンスは4分の帝京。左サイドで獲得したCKを佐々木大貴(2年・FC東京U-15むさし)が蹴り込むと、菅原光義(3年・S.T.FC)が合わせたヘディングは枠を越えたものの、まずは惜しいシーンを。6分は久我山にもCKのチャンス。右から三富が入れたボールは、帝京のハイタワー赤井裕貴(2年・FC東京U-15むさし)が力強くクリア。8分にも久我山は左寄り、ゴールまで約25mの位置でFKを得ると、三富の蹴ったキックはわずかにクロスバーを越えましたが、まずはお互いにセットプレーで相手ゴールを窺います。
18分は久我山。ピッチ中央やや左、ゴールまで30m弱の距離から内田祐紀弘(3年・Forza'02)が直接狙ったFKは枠の左へ。21分は帝京。右から1年生センターバックの柳大弥(1年・三菱養和調布JY)がロングスローを投げ込むも、ここは久我山ディフェンスがきっちりクリア。24分は久我山。高橋黎(2年・ジェファFC)が左へ流すと、サイドバックの竹浪良威(2年・FC東京U-15むさし)はクロスを放り込み、鵜生川治臣(3年・前橋JY)が頭で残したボールは柳がクリア。27分も久我山。左サイドから北澤快(3年・東京ヴェルディJY)が右足でクロスを送り、DFのクリアボールをそのまま叩いた井上翔太(2年・ジェファFC)のボレーはゴール右へ。徐々に攻勢は久我山。
28分にも久我山は鵜生川のクロスで左CKを奪うと、内田のキックは帝京のセンターバック岡本良太(3年・FC明浜)が大きくクリア。30分にも井上の外側を回った内田がクロスを上げ切り、ファーで待っていた北澤のヘディングは白井がキャッチ。33分にも三富が蹴ったFKのこぼれを竹浪が縦に付け、鵜生川が左足で放ったシュートは枠の右へ消えましたが、「やっていることが悪くはない感覚はありました」と清水恭孝監督も認めたように、続く久我山のリズム。
ただ、帝京も少ないチャンスに研ぎ澄ます集中力。35分には岡本が右から蹴り込んだFKに、長身の赤井が飛び込むも北澤が確実にクリア。38分にも佐々木がドリブルで縦へ運び、竹浪がタックルで止めたボールを赤井は拾って右へ。菅原のクロスは中央と合わず、フィニッシュには至りませんでしたが、ようやくカナリア軍団にも得点の香りが。
すると、文字通りのゴラッソは39分。ボールを引き出し始めた佐々木が右へ展開したボールを、サイドバックの中村祐隆(3年・西東京保谷中)は完璧なアーリークロスでファーヘ。ここに走り込んだ中田廉太郎(3年・横浜F・マリノスJY)がダイレクトで折り返すと、突っ込んできた菅原のボレーは絶妙のコースを辿り、左スミのゴールネットへ収まります。まさにワンチャンスを生かし切った驚異的な決定力。「一番嫌な時間に取られてしまった」とは久我山のキャプテンを務めるGK平田周(3年・FC東京U-15むさし)。帝京が1点のリードを強奪して、最初の40分間は終了しました。


後半に入って先にチャンスを創ったのも帝京。46分に左サイドバックの久保莞太(2年・横浜F・マリノスJY)を起点に、佐々木が右へ流したパスを菅原は丁寧にクロス。赤井のヘディングは枠の左へ外れたものの、サイドアタックからシュートまで。50分にも柳の右ロングスローがこぼれ、中村のミドルはクロスバーの上へ消えましたが、好リズムを継続させた帝京が積極的に追加点を狙います。
「凄く綺麗に点を取られちゃったので『もうしょうがねえな』という感じで、前半も終わりが近かったので、ハーフタイムで何とかみんなで気持ちをという所だったんですけど、みんなそこまで思っていたより折れていなかった」と平田も振り返った久我山は50分に1人目の交替。北澤に替えて宮本稜大(2年・東急SレイエスFC)をセンターフォワードの位置へ送り込み、鵜生川が左ウイングにスライド。55分には三富の右CKをファーで鵜生川が合わせるも、バウンドしたボールは左ポストを直撃。56分にも宮本との連携から木下陽(3年・S.T.FC)がシュートまで持ち込むも、帝京のアンカーとしてチームを引き締めていた渡辺楓(3年・横河武蔵野FC JY)が的確にクリア。同点弾とはいきません。
59分も久我山。竹浪、三富、木下とスムーズにボールが回り、竹浪が枠へ飛ばしたミドルは白井が横っ飛びでファインセーブ。直後の右CKを三富が蹴り込むと、ルーズボールに反応した宮本が至近距離から打ったシュートは、ライン上で帝京ディフェンスが決死のクリア。なかなか割れない帝京ゴールでしたが、そこをこじ開けたのは「セットプレーは良いボールを蹴っていたので、チャンスになるかなと思っていた」と清水監督も予感していたそのセットプレー。60分。三富が蹴った右CKを、ニアで合わせたのは竹浪。ドンピシャヘッドは右スミのゴールネットへ力強く突き刺さります。1-1。スコアは振り出しに引き戻されました。
追い付かれた帝京もセットプレーで反撃。62分に柳が投げ込んだ左ロングスローはシュートに繋がらず、63分に右から中田が蹴ったCKをファーで久保が残し、佐々木のクロスはDFのブロックに遭ったものの、勝ち越しゴールへの意欲を前面に押し出しましたが、次の得点を記録したのも「自分たちはこの代の1つの強さとしてセットプレーを磨こうと言ってきた」と平田も話した久我山のセットプレー。
68分に鵜生川と宮本が絡んで手にした右CK。キッカーの三富は「今日はストレートで蹴っていて、キーパーが届きにくいファーというのは、昨日の練習でやっていて良い感じで蹴れていたので、自信を持って蹴れました」というキックを正確にファーサイドまで届けると、ここに飛び込んだ鵜生川のヘディングはゴールネットへグサリ。「もう少し点に貪欲になってやっていかないといけないと思っている」と話していた18番が貴重な逆転弾。8分間で久我山がスコアを引っ繰り返しました。
カナリア軍団は死なず。頭部へボールを受けた宮本のプレー続行が難しくなり、70分に永藤楓(3年・Forza'02)と入れ替えた久我山2人目の交替を経て、帝京が71分に迎えたのは執念の同点劇。左サイドでFKのスポットにボールを置いた三浦颯太(2年・FC東京U-15むさし)が得意の左足を振るうと、粘って残したボールはゴール方向へ向かい、平田も懸命にパンチングで弾きましたが、こぼれにいち早く反応した菅原のシュートはゴールネットへ到達。久我山のリードはわずかに3分。2-2。帝京があっという間に均衡を引き戻します。
撃ち合う両者。73分に3人目の交替として竹浪と山口隼介(3年・東急SレイエスFC)をスイッチした久我山は、76分に木下が粘ってFKを獲得。中央やや右寄り。ゴールまではほぼ30mの位置。キッカーはここまで2アシストの三富。「前半にも1本あって、その時は左に巻いたんですけど、右に巻いた方が自分的に蹴りやすくて、角度的にも右に蹴った方が蹴りやすかったので」、カベの右側を巻くような軌道で打ち込んだキックは、右スミのゴールネットギリギリに吸い込まれます。「あんまり覚えていないですけど、一緒に喜びたくてベンチに行きました」という三富を中心に、久我山ベンチ前に広がる歓喜の輪。「ここ最近あまり良くなかったんですよ。散々怒られていてちょっと落ち込んでいて。「落ち込むんだったらもう出るな。14番を返せ」と言っていたので、本人にも意地があると思いますし、今までの苦しい部分が結果として出たんじゃないかなと思います」とは清水監督。三富のゴラッソで久我山が再び1点のリードを奪いました。
井上と豊田歩(2年・横河武蔵野FC JY)の交替でゲームクローズに取り掛かる久我山に対し、帝京もようやく1人目の交替として中田と中村怜央(2年・FC東京U-15深川)を入れ替え、最後の勝負へ。ところが、80+3分には帝京のエリア内でハンドがあったというジャッジを主審が下し、久我山にPKが与えられます。キッカーは三富。決めれば試合が決するこのキックを、しかし白井は驚異的な反応で弾き出すと、直後のショートコーナーから最後は永藤が枠へ飛ばしたシュートも、白井がファインセーブ。4失点目を阻止する気合の連続セーブを守護神が見せましたが、程なくして吹き鳴らされたファイナルホイッスル。「今日は久しぶりに見ていて気持ちの部分が最後は入ったゲームを見せたんじゃないかなと思います」と清水監督も語った久我山がシーソーゲームをモノにして、全国の舞台へ王手を懸ける結果となりました。


「T1でこっちが4-0で勝っていたので、対策もしてきたと思いますし、帝京の勢いとかプレッシャーの速さに自分たちのペースでできなくて、難しい試合になりました」(三富)「星のいっぱい付いた帝京という伝統のユニフォームを着ている訳ですから、やっぱり意地とプライドがあって、自分たちが東京の絶対的な所に立っている誇りがあると思うんですよね。特に一発勝負での怖さはあります」(清水監督)と2人が声を揃えたように、帝京の粘り強い戦いが際立ったゲームだったと思います。特に近年は選手権予選を筆頭に、この両チームが激闘を繰り広げる機会が非常に多く、「光栄なことなんですけど、帝京からは僕らに対する強い意識を感じるので、僕たちにもそういう意識がありますし、なんか久我山と帝京が"伝統の一戦"みたいな感じで毎年当たっちゃうので、何かあるのかなという感じですね」と苦笑したのは平田。今回の80分間も見応え十分の素晴らしい攻防でした。
これで2年ぶりの全国大会へあと1勝まで迫った久我山ですが、選手たちが口にしていたのはチームの一体感。「今日はチーム全体で、ベンチもスタンドの応援も含めて、負けている時に追い付こうという部分で凄い力になってくれたし、そういう一体感があれば負けないと思うので、そういうのを次も意識して、とにかく雰囲気を大事にして、チームとして"絶対勝てるモード"みたいな所に入りたいですね」と三富が話せば、「僕たちが入場してから歌う応援歌があるんですけど、その声が大きかったというか、入った瞬間にビリビリ来るものがあって、『今日は凄いな』と思ったので、応援のみんなも『オレたちが応援するぞ』という気持ちが強かったと思うし、2,3年生は1年生を応援でも引っ張ってくれているのかなと思います」とキャプテンの平田も感謝の言葉を。「内容とかよりもとにかく絶対に勝ちたいです。絶対に全国行きたいので。去年はタイトルを獲れなくて、2,3年生は本当に悔しい想いをしているし、3年生はラストなので絶対に勝ってみんなで喜びたいですね」と三富も話したセミファイナルの相手は、夏の東京3連覇を狙う関東第一です。         土屋

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0618koma2.JPGセミファイナル進出を巡る一戦は関東大会予選のリターンマッチ。関東第一と東海大高輪台という昨年度の全国出場校同士が激突する準々決勝は駒沢第2球技場です。
昨年度はインターハイ予選、選手権予選と続けて制し、全国に繋がるトーナメントコンペティションで東京二冠を達成。新チームで臨んだ関東大会予選も粘り強く勝ち上がって優勝を勝ち取るなど、現在は3大会連続で都内の頂点に立っており、「今年の1年は我慢強いチームにしていきたい」10番を背負った篠原友哉(3年・府ロクJY)が話した通り、接戦でも粘り強く勝ち切るメンタルも兼ね備えたチームになってきている印象の関東第一。当然各校のマークも厳しくなってきている中で、3連覇を狙うインターハイ予選の初戦を迎えます。
激戦の東京を抜け出し、全国の舞台を経験したのは1年前。広島の地では日章学園に初戦敗退を突き付けられましたが、チーム全体の目線が確実に上がってきている東海大高輪台。まさかのT2リーグ開幕5連敗スタートとなった今シーズンも、関東大会予選では惜敗したものの、優勝した関東第一と延長戦までもつれ込む激闘を演じるなど、着々とチーム力は向上中。「全国大会に出るだけじゃなくて、全国に出て去年とその前に果たせなかった全国で1勝して、全国の頂点にチャレンジするというのが自分たちの代の目標」と言い切るのはディフェンスリーダーの小林陸玖(3年・VERDY S.S.AJUNT)。関東大会予選のリベンジを達成し、2年続けての全国へ王手を懸けたい一戦へ向かいます。曇天の駒沢は少し肌寒いぐらいのコンディション。注目の好カードは関東第一のキックオフでスタートしました。


3分のファーストチャンスは高輪台。キャプテンマークを巻く本多翔太郎(3年・GRANDE FC)の巧みなドリブルから得たFKを、右から鈴木啓太(3年・GRANDE FC)が蹴り込むと、こぼれに反応した小林のシュートはDFが体でブロック。その左CKを松永浩誉(3年・横浜FC鶴見JY)が蹴り入れ、ファーで小林が競り勝ったボールを塚原智也(1年・FC.PROUD)が頭で狙ったシュートは関東第一のGK北村海チディ(2年・GRANDE FC)がキャッチしましたが、まずはセットプレーから高輪台がフィニッシュを取り切ります。
一方の関東第一もきっちり反撃。10分にはセンターバックの山脇樺織(2年・東急SレイエスFC)が好フィードを送り、走った古宇田旭(2年・横浜F・マリノスJY追浜)には収まらずに高輪台のGK横田萌樹(3年・横浜FC鶴見JY)がキャッチしましたが、11分にも右サイドバックを務める加藤陽介(2年・VIVAIO船橋)との連携で、篠崎源太(2年・大宮アルディージャJY)がクロスを上げると、篠原のワントラップボレーは枠の右へ。15分には決定機。足を滑らせた相手DFから高い位置でボールを奪い切った村井柊斗(3年・FC多摩)は、独走してGKと1対1に。ところが左にかわそうとしたドリブルにボールが付いてこず、何とか横田がキャッチ。先制とはいきません。
それでも以降のペースも「ボールを取る位置も高かったので、30分ぐらいまでは守備が良かったですね」と川島純一監督も言及した高輪台。20分に前田侑哉(3年・FC.PROUD)がドリブルで運び、こぼれを叩いた本多のシュートは関東第一のボランチに入った長谷部竣(3年・JSC CHIBA)が体でブロック。直後にも阿部泰世(2年・GRANDE FC)の左クロスから、塚原が放ったボレーは枠の上へ。21分にも塚原、阿部とボールが回り、鈴木が打ち切ったミドルはここも長谷部が果敢にブロック。さらに24分にも箱田詩音(3年・FC渋谷)と志村貢令(2年・ジェファFC)の右サイドコンビで前に持ち出し、松永のシュートは枠の左へ逸れるも、「ショートカウンターとかうまく行っていたんですけどね」と指揮官。攻勢を強めるタイガー軍団。
一見すると押し込まれていた関東第一でしたが、「前進できなかった訳じゃなくて、相手コートにもちゃんと入れていた」とは小野貴裕監督。27分には右CKを古宇田がマイナスに放り込み、フリーの小野凌弥(3年・Wings U-15)が頭で合わせるも、最後はオフサイドの判定。34分は決定的なシーン。小関陽星(2年・町田JFC)を起点に長谷部が左へ流し、上がってきたサイドバックの嶋林昂生(3年・町田JFC)がクロスを届け、スムーズなトラップから右に持ち出して打った篠原のシュートはわずかに枠の左へ。38分は高輪台。右から松永が入れたFKに、舞った小林のヘディングは枠の左へ。やや高輪台が押し気味に進めた前半は、スコアレスで40分間が終了しました。


後半の立ち上がりはお互いにセットプレーで窺う相手ゴール。47分は関東第一。左からレフティの篠崎が蹴ったCKは、中央でオフェンスファウルの判定。48分は高輪台。右FKを松永は中央をフリにしながら縦に付けるも、走った塚原はクロスを上げ切れず。51分は関東第一。村井が右へ振り分け、古宇田のカットイン左足シュートはヒットせずに枠の右へ。「後半の最初はちょっと押し込まれましたね」とは川島監督。押し戻し始めたディフェンディングチャンピオン。
52分に変わったゲームの潮目。本多が短く渡したボールを志村は左へラストパス。塚原がニア上を狙ったシュートは、北村が驚異的な反応でビッグセーブを見せましたが、流れは再び高輪台へ。54分に松永が蹴り込んだCKは、フリーになっていた今井創一朗(3年・C.A.ALEGRE)の前にこぼれるも、篠崎が間一髪でブロック。直後にも前田が収め掛けたボールを本多が拾い、左から持ち込んでのフィニッシュは枠の左へ逸れたものの、「ハーフタイムで確認したことはだいぶやれたんじゃないですかね」と川島監督。続く高輪台の手数。
先にベンチが動いたのは58分の高輪台。1年生ストライカーの塚原に替えて、中込雅樹(2年・インテリオールFC)を同じ位置に投入すると、61分にはその中込が縦に付け、前田のリターンをそのまま狙ったシュートは枠の左へ外れるも、ゴールへの意欲を存分に。関東第一も61分に1人目の交替。前線の村井を下げて、「パワフルですし、ちょっと雰囲気が独特なので、相手からするとやりづらいと思うんですよね」と小野監督も言及する池田健太(2年・VIVAIO船橋)をピッチへ。「ゴール前の技術やターンが得意」という2年生に託された明確な結果。
64分は関東第一。篠崎が粘って繋ぎ、篠原がエリア内へ侵入するも、ここは今井が決死のタックルでクリーンに危機回避。65分は高輪台。相手CKから一気にカウンターを発動させ、本多のパスから前田が抜け出し掛けるも、こちらは全力で戻った篠崎がタックルで阻止。激しさを増すシビアな局面。68分には関東第一に2人目の交替が。古宇田と長野真大(2年・VIVAIO船橋)を入れ替え、サイドに加えたいドリブルの推進力。72分は高輪台にも2人目の交替。前田と村井悠人(3年・川崎チャンプ)をスイッチして、前線の顔ぶれに変化を。いよいよゲームは最終盤。残りは5分間とアディショナルタイムのみ。
77分の主役は16歳の2年生ストライカー。右サイドでボールを持った篠原がやや強引に突破を図ると、そのまま守備網を突破。折り返しをダイレクトで叩いた篠崎のシュートはDFに当たりましたが、このこぼれに誰よりも早く反応した池田は「『ボールが来るかな』ぐらいの所に場所を取っていて、最初は来なかったんですけど、こぼれてきたので思いっきり蹴り込みました」とボールをプッシュ。ゴールネットを確実に揺らします。「嬉しくて何も考えられなかった」という殊勲のスコアラーは、「スタンドかベンチのどっちかに行こうと思っていたんですけど、近かったので」ベンチへ一直線。池田を中心にできた歓喜の輪。土壇場で関東第一が1点のリードを奪いました。
残り3分でビハインドを負った高輪台はすぐさま決断。79分に志村を下げて佐藤陽斗(3年・FC.PROUD)をセンターバックに送り込み、最終ラインには右から松永、佐藤陽斗、阿部、箱田を並べ、最前線に小林と今井のセンターバックコンビをツインタワーとして配置し、最後の勝負に。小野監督も80分に奮闘した篠崎と佐藤誠也(1年・VIVAIO船橋)を入れ替え、消し切りたい残りの数分間。正真正銘のファイナルバトル。
80+1分は高輪台。粘って収めた今井が右からクロスを上げ切ると、強引に反転した小林の左足ボレーはゴール左へ。80+2分も高輪台。ここも右から松永がアーリーを放り込むも、全力で突っ込んだ小林はわずかに届かず、北村が丁寧にキャッチすると、小関の枠内ミドルを挟んで、吹き鳴らされたタイムアップのホイッスル。「今日は絶対に苦しくなるのがわかっていましたから」と小野監督も認めた好ゲームは前回王者に軍配。関東第一が全国切符にまた一歩近付く結果となりました。


拮抗した80分間だったと思います。「前回の関東予選なんかは、自分たちでもやれるかやれないか半信半疑でやったけど、今回は本当に優勝するつもりで関一と試合をやれたから残念ですね」と川島監督も言及したように、おそらくシュートの数でもチャンスの数でも上回ったのは高輪台。ただ、「あの1,2本の決定機を確実に決める力がないと、この1-0を勝っていけないでしょうね」とこちらも川島監督の言葉が象徴する通り、少ない決定機を確実にモノにして、勝ち切る力が関東第一にはあったと言えそうです。トップチームでのプレー経験がほとんどなかったにもかかわらず、「組み合わせを模索している最中」(小野監督)の前線に投入され、きっちりゴールという結果で応えた池田は「また来週も点を決めて勝利に貢献できればいいなと思います」ときっぱり。帝京以来14年ぶりとなる東京3連覇まではあとわずかに1勝です。        土屋


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