大越龍之介

早くからナショナルチームにピックアップされ、大学3年時にザグレブのスラロームでワールドカップに初出場。湯浅直樹に続く世代の中心選手として期待を集めた。しかしワールドカップではなかなか結果を出せず、ナショナルチームから外れる時期も長かった。それでも粘り強くを努力を続け、一昨シーズンに久々にチーム復帰。そしてウェンゲンのスラロームで19位に入るという大躍進を遂げた。昨シーズンも同様にウェンゲンで22位。2年連続で、日本の男子選手としては唯一のワールドカップポイント獲得となった。急斜面の固いコースにはめっぽう強いが、緩斜面、ソフトなコースでタイムが伸びないのが弱点。今季からマテリアルをヘッドに変え、心機一転で臨む今シーズン、“ウェンゲン以外”のコースで躍動できるかにも注目したい。