「イカレ・タヒ」（海鷲）という愛称で知られるトンガ代表。エンブレムは国章にちなんだ、平和とキリスト教を象徴するオリーブを加えた鳩。7大会連続8回目の出場で、試合の前には「シピタウ」というウォークライを踊ることでも知られる。

サモア代表、フィジー代表と並ぶアイランダーのチームの中でも、一際、大きな体格の選手が揃うチームだ。そのためFW（フォワード）のパワーを全面に押し出すスタイルがチームの伝統だが、規律は常に課題である。そのため、2011年大会の予選プールでフランス代表から金星を奪ったが、予選プールを突破したことはない。

2019年ワールドカップの出場権がかかった、2016、2017年のパシフィックネーションズカップでは、総合2位となり、7大会連続のワールドカップ出場を決めた。指揮官は、オーストラリア代表で活躍し、日本のクボタでもプレーしたトウタイ・ケフだ。

キャプテンの元ヤマハ発動機CTB（センター）シアレ・ピウタウをはじめ、日本でプレー経験のある選手も多く、日本のラグビーファンにもお馴染みのチーム。 今夏のパシフィックネーションズカップでは日本代表に敗れたが、「強くなって花園に戻ってくる」とケフHC（ヘッドコーチ）が言ったように、修正して本番に臨むことができるか。