9大会連続9回目の出場となる「アジアの雄」日本代表は、今大会を初のホスト国として迎える。1991年大会以来、白星から遠ざかっていたが、前回大会はエディー・ジョーンズHC（ヘッドコーチ／現イングランド代表HC）のもと、予選プールで南アフリカを34-32で下して、24年ぶりの勝利。その勢いのままサモア代表、アメリカ代表にも勝利し3勝したが、勝ち点の差でプール3位に終わり、ベスト8に進めなかった。

今大会、結果を出すために、2016年秋に就任したのが、オールブラックスや日本代表でも活躍したジェイミー・ジョセフHCだった。トニー・ブラウン コーチをとともに、2015年にハイランダーズを優勝に導いたコンビが日本代表を指導、強化してきた。

なかなか上位国に勝つことはできなかったが、2017年秋には敵地でフランス代表に引き分け。2018年6月はホームでイタリア代表に勝利し、2019年7月にもホームでフィジー代表に勝利するなど確実に力をつけてきた。

さらに2月から半年以上にもわたる長き合宿で、大会に備えてきた。キャプテンは前回大会に続いてFL（フランカー）リーチ マイケルが務め、FL／NO8（ナンバーエイト）姫野和樹、SH（スクラムハーフ）流大といった若きリーダー陣が脇を固める。ホームの大声援を背に、今大会こそ予選プールで3勝以上挙げて、初の決勝トーナメント進出できるか。