
日本代表選手名鑑
田中 史朗
Fumiaki Tanaka

田中 史朗
Fumiaki Tanaka
- 生年月日
1985年1月3日
- 出身
京都府
- 所属
キヤノンイーグルス
- ポジション
SH(スクラムハーフ)
- 身長/体重
166cm/72kg
- 主な経歴
伏見工業高校→京都産業大学→パナソニック
- 日本代表キャップ
69(2011、2015年ワールドカップ日本代表)
- ツイッター
Photo by World Rugby via Getty Images
INTRODUCTION

日本人初のスーパーラグビー選手。判断力は世界基準
2013年に日本人として初のスーパーラグビー選手となり、ハイランダーズで4年プレーしてきた。昨年からサンウルブズでもプレーした。2015年ワールドカップでも十二分に存在感を示して日本代表の勝利に貢献したように、判断力、ボールさばきは世界クラス。近場でもタックルで身体を張る。
小学4年で競技を始め、京都の伏見工業高校では花園ベスト4、ニュージーランド留学やU19日本代表を経て成長。京都産業大学では全国大学選手権ベスト4に貢献した。2007年に三洋電機(現パナソニック)入りし、1年目から活躍。日本選手権優勝、トップリーグ新人賞に輝いた。
2008年春に初キャップを獲得するとすぐに日本代表でも中軸となり、2011年、2015年ワールドカップにも出場。2012年からは現在、サンウルブズを指揮するトニー・ブラウンの下、ニュージーランドのITM杯(Mitre10杯)にも挑戦。その活躍が認められて、2013年に日本人として初のスーパーラグビー選手となり、現在、日本代表の指揮官でもあるジェイミー・ジョセフ氏に4年間薫陶を受けた。
ハイランダーズでは控えが多かったこと、そして、サンウルブズが日本代表の強化を兼ねることから、昨年からサンウルブズでプレーした。トップリーグでは今年から12年プレーしたパナソニックからキヤノンへ移籍。やはり、経験値では他のSHと比べて頭ひとつリードしている。34歳で迎える3度目のワールドカップだが、その存在感は揺るがない。
◆愛称は「フミ」「ジャック」。「ジャック」は田邉淳(元サンウルブズやパナソニックコーチ)の息子の愛称に由来。実家は農家で京野菜を作っている。趣味はUFOキャッチャー。奥さんは元三洋電機などで活躍したバドミントン選手の智美さん(旧姓・作山)で、田中選手を栄養面でサポートする。一女一男のパパでもある。オフは滝行で気合いを入れた。
TEXT by 斉藤健仁
写真提供:©JRFU
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