ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機ジュビロ)
注目選手

ヘル ウヴェ
Uwe Helu
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生年月日
1990年7月12日
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出身
トンガ
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所属
ヤマハ発動機ジュビロ
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ポジション
LO(ロック)
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身長/体重
193cm/113kg
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主な経歴
拓殖大学
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日本代表キャップ
16 ※2019年ワールドカップ日本代表
※2021年1月6日現在
ボールキャリーの激しさ、突破力がウリのバックファイブ
2019年ワールドカップで活躍した、ボールキャリア、そしてジャッカルに強い、激しさをウリにするバックファイブだ。ヤマハ発動機だけでなく、サンウルブズ、日本代表でも年々、存在感を見せてきた。身長193cmでFL(フランカー)でも、LO(ロック)としてもプレー可能だ。
トンガ出身で、父親の影響で6歳からラグビーを始め、トンガの高校だけでなく、ニュージーランド・クライストチャーチにある、セント・トーマス高校で研鑽を積み、悩んだ末に来日を果たした。拓殖大学では主にLOとして活躍し、2012年、2013年の関東大学リーグ戦の「ベスト15」に選出、4年時には拓殖大学史上、初の外国人キャプテンも務めている。また、7人制日本代表の合宿にも召集された経験もある。
外国人枠の影響もあり、ヤマハ発動機でなかなか試合に出られなかったが、2016年8月に日本国籍を取得し、出場機会が増加した。トップリーグの活躍を経て、日本代表やサンウルブズと階段を登っていき、2019年ワールドカップにも出場した。今季、ヤマハ発動機では、その激しいプレーだけでなく、チームの副将としてリーダーシップも期待されている。
◆タウアテ・ヴァル・ウヴェ・ヘル(Tauate Valu Uwe HELU)という名だったが、日本人の奥さんと結婚し、日本国籍を取得したためヘル ウヴェとなった。今では1男1女の父親。好きな食べ物はお寿司と唐揚げ、トンガ出身らしくタロイモ。趣味はバレーボール。幼なじみの元ニュージーランド代表のCTB(センター)マラカイ・フェキトアとは仲良し。愛称は「ウヴェ」。
TEXT by 斉藤健仁