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ラグビー愛好日記


February 4, 2018 1:08 PM /

第2回大津市ラグビーフォーラム

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2月3日(土)、びわ湖大津プリンスホテルにて「第2回大津市ラグビーフォーラム ラグビーのレガシーを大津市に」が開催された。広大な琵琶湖を望むロケーションは本当に気持ちがいい。大津市は、2019年のラグビーワールドカップ(RWC)の公認チームキャンプ地に立候補しており、すでに、ウェールズ、ジョージアが視察に訪れている。フォーラムの冒頭では、大津市の越直美市長が現状を報告し、ウェールズ代表のスタッフから「必ず戻ってきます」という言葉をもらったことを明かした。

第一部は元日本代表の名WTBで関西ラグビーフットボール協会の坂田好弘さんの基調講演。1969年、単身ニュージーランドへ武者修行に行った当時の貴重な映像が紹介され、カンタベリー州のトライ王になるなど、磨き上げたステップワークとスピードで活躍したエピソード、そして、海外でプレーする難しさ、楽しさなどが語られた。「ある日、パスが回ってこなくなった。彼らは試したわけです。ラグビーはボールを持てなくてもタックルがある。必死でタックルしました」。数試合後にボールが回ってくる。「15年ほど前、当時のチームメイトになぜパスをしなかったのか聞いてみると、『お前を試した。お前はそれを乗り越えた。多くの留学生は乗り越えられずに終わる』と話していました」。会場にはラグビー少年少女も多く訪れており、刺激を受けただろう。

指導者としての話も奥が深かった。「大阪体育大学の指導者になってからは、私が同志社、近鉄で苦しいと思った練習をそのまま選手に課していました。ロボットを作っていた気がするのです。でも選手は血の通った人間です。主役は選手。それに気づいてからは、頑張れ、ではなく、頑張ろう、と言うようになりました」など、気づきを与えてくれた恩人の言葉を紹介しながら、コーチとしての心得を語った。「グラウンドの上からではなく、選手と同じ目線に立ち、彼らの息づかいを聞き、いいプレーは褒める。指導者が見てくれていると思えば選手には緊張感も生まれるし、頑張ります」。そして、エンディングの映像は大体大の監督時代を振り返るもの。最後に指揮を執った試合で、対戦相手の早稲田大学の選手たちと教え子に花束を贈られ、両チームが作った花道を退場するシーンが感動的な音楽とともに流れると、会場からはすすり泣きが聞こえた。僕は越市長の隣で見ていたのだが、市長も涙を流されていた。ラグビーの価値、魅力が詰まった基調講演だった。

第二部で大津市出身の元日本代表選手・仙波智裕さん(八幡工業→同志社大学→東芝)、滋賀県野洲市出身の山本幸輝選手(八幡工業→近畿大学→ヤマハ発動機ジュビロ)、坂田さん、越直美市長が参加し、僕が進行役を務めてのトークライブが行われた。皆、基調講演に感銘を受けており、「私も市長として感じることが多かった」とコメント。山本選手も「指導者が見ていてくれるというのは選手にとっては嬉しいこと」と話していた。

大津市がキャンプ地としてどんな魅力があるかの話では、仙波さんが「歴史あるお寺や神社が多いのは海外の人にも好まれると思います」と言えば、山本選手は「海外の選手はマリンスポーツが好きな選手が多い。リラックスする時間も必要なので、いい場所だと思います」と話し、海(湖)と山が近く、歴史ある神社仏閣が多い土地柄をアピールしていた。「スキーとマリンスポーツが両方できる場所ってあんまりないでしょう?」(仙波さん)。大会後のレガシーについては、坂田さんが「ラグビー場が残ってほしい」と希望を話し、越市長にお願いする場面も。山本選手は「ラグビーの熱」と言い、仙波さんは「ここでいま、皆さんがラグビーワールドカップについて考えていること自体もレガシーになる」と語った。

トークライブ終了後は、2024年の滋賀国体を目指して活動中のガールズラグビーアカデミー「ブリーズ」の選手達から登壇者にバレンタインデーのチョコレートのプレゼントがあった。大津市でキャンプする可能性があるとすれば、神戸、大阪、豊田で試合をするチームになるだろう。ここには、ざっと挙げるだけでも、ウェールズ、ジョージア、イタリア、トンガ、フィジー、アルゼンチン、イングランド、アイルランド、南アフリカ、スコットランド、ニュージーランドがあり、どんな国がやってくるのか楽しみだ。

滋賀県のラグビー関係者と大津市が一丸となっての準備が行われており、その熱意が頼もしく、嬉しく感じる時間だった。

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プロフィール

プロフィール写真【村上晃一】
京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。ラグビーマガジン、ナンバー(文藝春秋)などにラグビーについて寄稿。J SPORTSのラグビー解説も98年より継続中。1999年から2015年の5回のラグビーワールドカップで現地よりコメンテーターを務めた。著書に「ラグビー愛好日記トークライブ集」(ベースボール・マガジン社)3巻、「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)などがある。

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