1. ヘッダーへジャンプ
  2. サイト内メニューへジャンプ
  3. コンテンツへジャンプ
  4. フッターへジャンプ
-->
  • ジャンル
  • フリーワード
  • サイト内検索


J SPORTSサイトメニュー
  1. 野球
  2. サッカー・フットサル
  3. ラグビー
  4. サイクルロードレース
  5. モータースポーツ
  6. 格闘技
  7. バスケットボール
  8. スキー
  9. フィギュアスケート
  10. 卓球
  11. バドミントン
  12. ダンス
  13. その他

ラグビー愛好日記


October 21, 2016 1:02 AM /

ヒーローズ10周年パーティー。桜レジェンド&平尾さん

20161020-1.jpg

10月20日の夜は、元日本代表LOの林敏之さんが会長を務めるNPO法人ヒーローズの10周年記念パーティーが大阪中之島のホテルで開催された。サブタイトルは、「ウェールズをやっつけろ!Red! Red! Red!」。33年前の1983年10月22日、日比野弘監督率いる日本代表は、アウェイでウェールズ代表を追い詰めた。24-29(トライ数は4本対5本)という大接戦を繰り広げたのだ。その主要なメンバーが集って、当時の思い出を語り、11月の日本代表戦を盛り上げていこうという催しだった。平尾誠二さんは、このイベントの発起人の一人でもあった。奇しくもその日の朝に旅立ったわけだ。

僕はトークコーナーのコーディネーターとして早めに控室に入った。林敏之さんはしみじみと、「平尾もここに来たかったんかなぁ。席、用意しよか」と話していた。僕もそう思った。平尾さんはこういう場所にあまり来ない人ではあったが、ひさしぶりに共にウェールズと戦った仲間と話したかったのではないかな。

この日、やってきたのは伝説の名勝負に出場したメンバー9名。石山次郎、藤田剛、池田洋七郎、林敏之、千田美智仁、川地光、河瀬泰治、角日出夫(旧姓・小林)、東田哲也という面々。当初は来る予定だった松尾雄治、大八木淳史の両氏は、平尾さんの逝去により取材や出演などが入り、急きょ欠席となった。会場には報道陣も多数詰め掛けていた。平尾さんは、試合当時、同志社大学3年生だった。同期の東田さんが取材を受けた。

「今年の春、『暖かくなってきたから、体調がいい』というメールをもらっていました。さまざまな治療法を試みていたようです。快方に向かっていると信じていたので、きのうメールを送りました。『不参加は知っているよ。しばらく会っていないから、体調が良くて、時間があったら食事でもしよう。連絡がほしい』と。現実を突き付けられ、辛いです。友達であり、よきライバルでもありました。ラグビーからプライベートまで、楽しい時間をありがとう、今はそう言いたいです」

会食の始まる前にトークコーナーがあったのだが、冒頭のあいさつで東田さんは「平尾は楽しいことが好きだったので、明るくやりましょう」と話した。ウェールズ戦で平尾さんとCTBコンビを組んだ小林さんは、「とにかく、2人で、タックルしまくったのを覚えています。きつかったですねぇ」と懐かしげに振り返った。なぜウェールズに対して健闘できたのかという質問には、小林さんが「春からメンバーを固めて準備をしたから」と言った。ウェールズのぬかるんだグラウンドでボールが滑ることを想定し、ボールを水で濡らしながら練習するなど昨年のエディー・ジャパンと似たことを、33年前に行っていたわけだ。

とても楽しい会だった。約400人の参加者が静まりかえったのは、林敏之会長がヒーローズを立ち上げた経緯を語ったときだ。神戸製鋼時代のことに話が及ぶ。「僕がキャプテンをしていた時、なかなか勝ちきれなくて、その後平尾がキャプテンになって、全国社会人大会で初めて優勝することができました。その表彰式のとき、平尾がとことこ歩いて来て、『林さん、賞状もらってきてえや』と言うんです。何言うてんねん、賞状はキャプテンがもらうもんやろ。そうしたら、平尾が『林さんしかないやん。なあ、みんな、林さんに賞状もらってもらうぞ!』って僕に譲ってくれたんです!」。林さんは涙で顔をくしゃくしゃにして最後は絶叫した。すすり泣きも聞こえた。

溢れだす涙を気にせずに話し続ける林さん。きっと平尾さんは、この熱い先輩の姿を笑顔で見守っているだろう。そんな気がした。小学生の全国大会を主催するなどラグビー普及に尽力する林さんは最後に言った。「20周年に向けて突っ走りたい。これからも、人が喜んでくれるような活動をしていきます!」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加



J SPORTS オンデマンド

J SPORTS

プロフィール

プロフィール写真【村上晃一】
京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。1986年度西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。ラグビーマガジン、ナンバー(文藝春秋)などにラグビーについて寄稿。J SPORTSのラグビー解説も98年より継続中。1999年から2015年の5回のラグビーワールドカップで現地よりコメンテーターを務めた。著書に「ラグビー愛好日記トークライブ集」(ベースボール・マガジン社)3巻、「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)、「空飛ぶウイング」(洋泉社)などがある。

このブログのRSSを購読する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最近のエントリー


カテゴリー


アーカイブ

カレンダー
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
select month...

お知らせ

当サイトのセキュリティ強化の為、ブログコメント欄を閉鎖する事となりました。
ご不便をおかけして大変申し訳ございません。



視聴方法

視聴方法
J SPORTSは、スカパー!、全国のケーブルテレビなどでご覧頂けます。

詳しい視聴方法はこちら






本サイトで使用している文章・画像等の無断での複製・転載を禁止します。
Copyright© 2003 - 2018 J SPORTS Corporation All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission.