トム・カリー
FW
FORWARD
トム・カリー
Tom Curry


PROFILE
- 生年月日
- 1998年6月15日
- 所属チーム
- セール・シャークス(イングランド)
- ポジション
- FL(フランカー)/NO8(ナンバーエイト)
- 身長/体重
- 185cm/110kg
- ライオンズキャップ
- 0
(2021年6月15日現在)
- イングランド代表キャップ
- 33
※2019年ワールドカップメンバー
(2021年6月15日現在)
エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が見いだした、イングランドが誇る、機動力に長けた若きバックローだ。双子の兄ベンとともに2016年、18歳の時にプレミアシップでデビュー。すぐに才能を開花させ、そのシーズンのチーム新人賞に兄弟揃って輝いた。
2017年、テストマッチではないものの、バーバリアンズ戦で初めてイングランド代表としてプレーし、MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)を受賞。続く、アルゼンチン代表戦で18歳11ヶ月26日と、SO(スタンドオフ)ジョニー・ウィルキンソンに次ぐイングランド史上2番目、FW(フォワード)としては最年少で先発し、代表キャップを獲得した。
2019年のシックスネーションズは全試合に先発出場し、レギュラーの座を獲得。そのまま、ワールドカップでもイングランド史上最年少FWとして、21歳で堂々のプレーを見せ、イングランドの準優勝に貢献。ワールドラグビーの最優秀選手候補にもノミネートされた。
ワールドカップ以降も全てのテストマッチに出場し、今年のシックスネーションでも低迷するチームの中、ブレイクダウンで気を吐いた。2023年のワールドカップでも中心選手となることは確実だが、初となるライオンズツアーでさらに経験を積んで成長したい。
◆父は高校の教師で、叔父は元イングランドHO(フッカー)ジョン・オルヴァーだ。幼少期はサッカーもやっていて、兄弟揃ってマンチェスター・シティのトライアルを受けたが、トムがオウンゴールをしてしまったため、あえなくサッカーのキャリアを諦めてラグビーに専念した。猫好きと知られ、2019年ワールドカップ期間中、猫カフェにいくことを熱望したが、チームメイトは誰も付き合ってくれなかったという。去年からダックスフントの「トビー」を飼い始めた。
TEXT by 斉藤健仁