サム・シモンズ
FW
FORWARD
サム・シモンズ
Sam Simmonds
PROFILE
- 生年月日
- 1994年11月10日
- 所属チーム
- エクセター・チーフス(イングランド)
- ポジション
- FL(フランカー)
- 身長/体重
- 188cm/90kg
- ライオンズキャップ
- 0
(2021年6月15日現在)
- イングランド代表キャップ
- 7
(2021年6月15日現在)
今回のライオンズスコッドの選出の中で、最もファンを驚かせた選手は、間違いなくシモンズだった。
イングランドのトップクラブの1つ、エクスター・チーフスで活躍し、イングランド代表としては、ケガをしたNO8(ナンバーエイト)ビリー・ヴニポラ、ネイサン・ヒューズのバックアップとして、2017年の秋に初めて招集され、アルゼンチン代表戦でキャップを獲得。翌2018年のシックスネーションズにも出場したが、以降は一度も選出されておらず、特に今シーズンのシックスネーションズのスコッドから外れたことは、世間を騒がせた。
小説家アガサ・クリスティーの出生地として知られるデヴォン州トーキーで、漁業を営む家に生まれた。子供の頃はサッカー選手に憧れていたが、8歳でラグビーもはじめて、14歳の時に州代表に選ばれてからはラグビーに専念した。その後、エクセター・チーフスのアカデミーに入り、2012年にはアングロ・ウェルシュカップでトップチームデビュー。
入団当初は体重も軽かったが、膝のケガを機に鍛え始めるとプレーも成長し、2017年にプレミアシップデビューを果たした。そこからは一気にブレイク、チームの主力として活躍し、2018-19シーズンはプレミアシップ新人賞に選ばれた。2019-20シーズンはプレミアシップと、ハイネケン・チャンピオンズカップの2冠達成に貢献し、自身もヨーロッパ最優秀選手を獲得した。
ライオンズツアーでは、ボールキャリーやタックルで活躍し、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)にアピールして、再びイングランド代表復活となるか。
◆そのプレーから「トルネード」(竜巻)の異名をとるが、ニックネームは「シモ」「チェスニー」(テレビドラマのキャラクター)。ゲーム好きで、特にFIFAのサッカーゲームは負けると機嫌が悪くなるほど。サッカーではリバプールの大ファンでスティーブン・ジェラードに憧れていた。アイスクリームが大好き。弟ジョーもSO(スタンドオフ)としてエクセター・チーフスでプレーしている。
TEXT by 斉藤健仁