昨季は野手陣に故障と不振が相次ぎ、打線はリーグワーストとあまり変わらない538得点にとどまるなど苦しんだ。野手陣の顔触れが今季もほとんど変わらないため、課題解消には個々の上積みが欠かせない。

打撃から守備、技術面から考え方まで。野手たちも、それぞれが新シーズンを前にして様々なことと向かい合っている。前回の投手編に続き、今回は野手の声をお届けしよう。

◆主力選手たちの取り組み

#34 吉田正尚
理想の打球角度→「去年からトラックマンで計測している打球の角度とスピードから、飛距離がどうなるかを頭に入れて『これぐらいなら本塁打になる』と確認しながら取り組んでいます。

よく言われる『バレルゾーン』がホームランになりやすいというデータが出ているので、それになるべく近付けたい。打球のスピードは速い方が絶対にいいでしょうけど、角度は上がりすぎたら駄目なので、バッティングは難しい。

去年の本塁打はセンター方向が6本、逆方向が7本。それぞれを引っ張り(13本)と同じぐらいまで増やせたら、相手バッテリーもコースで攻めづらいでしょうね。どの方向にも長打が打てると、手がつけられないと思います」。

#3 安達了一
打席での構え方→「構えたバットをやや下げたのは、体の近くの方が出やすいかなと思って。目標とする打率向上と関係していますね」。

オレンジ色のギアを着用→「ラッキーカラーだと言ってもらったので、変えてみました」。

#37 若月健矢
打席で試しているすり足→「確実性を上げようと思って。数字の目標は特にないですけど、打率を上げたいですね」。

#12 マレーロ
レベルスイング→「去年のアッパースイングを止めてレベルスイングにしていることで、それまでの弱点がカバーできる」。

#23 伏見寅威
長打力に磨き→「去年のシーズン終了後から、ホームランを増やすことを目標に掲げています。長打を増やすには、バットの加速したタイミングでボールに当てるのが大事。

スイングの軌道や当て方を少し変えました。それによってスイングが若干にぶくなり、遠回りしている感じもあります。修正して開幕に合わせたいですね」。

#56 武田健吾
バットの位置を調整→「バットのヘッドを前にしていたのを少し後ろに寝かせて、引っ張る打球を意識しています。ポイントも近くになっているので、ボールが長く見られるようになっています。

課題の変化球を打つためでもありますし、去年は真っすぐも打ち切れないことが多かったので、何かを変えないといけないと思って変えました」。

#8 後藤駿太
スタンスを狭く→「めっちゃ広かったので、タイミングを取りやすくするために少し狭くしました。まず、ボールを見るときに目線がぶれないですね。

今まではタイミングをとるときに足を上げたり、体重を前足に乗せなきゃいけませんでしたけど、その動きが小さくなった。

極端に変えないと直らないと思ったので狭くしていますけど、映像を見るとまだ広い。究極は足を揃えて構えるぐらいでもいいのかなと思います」。

初動負荷トレーニング→「疲れてきた時の疲労が全然違うので、取り入れて良かったなと思います。施設が近所にあるので、行ける日は毎日行って、ずっと続けようと思います」。

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