希望と期待が渦巻くキャンプイン。東北楽天ゴールデンイーグルスは、昨季の最下位からの巻き返しを図り、これまでにない劇的な戦力補強やスタッフの入れ替えをした。その立役者はもちろんGMである石井一久氏。

選手からコーチ陣に至るまで、大幅に刷新した新生・楽天イーグルス。西武時代に石井GMとチームメイトでもあった岸孝之は、「それだけGMの本気度が伺えるので、その期待に応えたい」と意気込む。

また、平石洋介新監督は球団生え抜きで、2015年からは二軍監督としてチームを率いてきた。そのため、選手たちからの信頼は厚く、距離感も近い。

今季から主将は銀次が務める。その任命についても、「平石監督のためなら」と銀次も快く引き受けたという。

プロ・アマ通じて、主将は初めてという銀次だが、自主トレでも後輩に助言をしていた姿が見られるなど、公言している「言うべきことは言う」を有言実行しているようだ。

確かにチームは“一新”したが、だからこそ核になるのは、チームを形づくってきた主軸が担うのだろう。

昨季まで4年間主将を務めてきた嶋基宏はじめ、エースの則本昂大、松井裕樹などの中心選手が、キャンプインを目前に控えて「状態の良さ、仕上がり」に今までにないほどの自信をのぞかせていることも印象深い。

言うまでもなく、選手層は厚みを増し、つまりは選手間のポジション争いも激化した。石井GMは、方針の一つとして選手たちに複数ポジションを守れるようにすることを掲げている。

オフの期間、キャンプインに向けて鍛錬を重ねてきた選手たちの進化と、それらがチームとしてどのように醸成していくのか見守りたい。

◆浅村の合流、チームの雰囲気はどうなる?

今回の最も大きな補強と言えるのは、やはり昨季リーグ優勝した西武から移籍した打点王の浅村栄斗だろう。

昨シーズン、楽天が最下位にあえいだ時の「ここぞの場面で誰もが打てない」という、悪夢のような悪循環は忘れられないというファンも多いはず。

どんな状態でも結果を出したからこその称号「打点王」を持つ浅村の加入は、強烈なカンフル剤に他ならない。

ちなみに、伝え聞く話によると、浅村は内気なタイプという。だが、岸がすぐに馴染んだように、楽天の選手たちはそんな彼のために、“雰囲気”をつくっていくに違いない。

そうした関係が築かれる過程が見られるのも、キャンプ中継の醍醐味だ。もちろん、浅村の生インタビューも予定しているので、乞うご期待。

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