Text by セルゲイ・ヴォルコフスキー

アリーナ・ザギトワ選手

アリーナ・ザギトワ選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

欧州選手権がベラルーシのミンスクで開催される(1月21日〜27日)。 ロシアでは、国内選手権で表彰台を独占したジュニアのアンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トゥルソワ、アリョーナ・コストルナヤの3人のジュニア勢が、年齢制限により出場出来ないことが話題になっている。

ちなみに今回ロシアから出場するのは、アリーナ・ザギトワ、ソフィア・サモドゥーロワ、スタニスラワ・コンスタンティノワだ。エリザヴェータ・トゥクタミシェワ、エフゲーニャ・メドヴェージェワが補欠となっている。

ヨーロッパではロシア勢のライバルは、イタリアのカロリーナ・コストナー、その他ではベルギーのルナ・ヘンドリックスではないかという下馬評であったが、その二選手とも残念ながら怪我で欠場する。

ソフィア・サモドゥーロワ選手

ソフィア・サモドゥーロワ選手(写真:GettyImages)

女子シングルについては、現在の欧州のフィギュアスケート勢力図では、日本と双璧を成すフィギュアスケート大国のロシアが圧倒的有利であることは言うまでもない。ザギトワたちがゴジラに遭遇したり、ミンスク行き飛行機と間違えてソユーズに乗ったりしない限り、ロシアの表彰台独占は固い。しかし、「だけじゃないEURO」だ!

フランスのエスプリたっぷりのマエ=ベレニス・メイテとロリーヌ・ルカヴァリエ。

プルシェンコアカデミー所属のエカテリーナ・リャボワ(アゼルバイジャン)。

マエ=ベレニス

マエ=ベレニス選手(写真:AFP/アフロ)

国内選手権を高得点で優勝した元アメリカ代表のアレクシア・パガニーニ(スイス)。兄ミハルとの美しい兄妹スケーター、エリスカ・ブレジノワ(チェコ)。

他にも、ニコル・ラジコワ(スロバキア)、イヴェット・トス(ハンガリー)、アナスタシア・ガルスチャン(アルメニア )、フィンランドのヴィヴェカ・リンドフォース、エミー・ペルトネン等は、欧州選手権ではもうお馴染みだ。

ロシアの選手とは一味違うスケーティングスタイルや、独特の雰囲気や個性を持つヨーロッパ各国の選手達の演技、自分の限界に挑戦するパフォーマンスに是非ご注目を!

ちなみにロシアでは「今回1位と2位の選手は世界選手権へ派遣されるが、3位の選手については、補欠のトゥクタミシェワかメドヴェージェワのどちらかに代えられるのでは」等の見解もあるため、ザギトワ、サモドゥーロワ、コンスタンティノワの表彰台の順位争いにも大きな注目が集まっている。

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セルゲイ・ヴォルコフスキー
1967年ロシア生まれ。モスクワ大学日本語学科を卒業。
日本人と結婚し、ソ連崩壊を機に日本に移住。フリーランスの通訳・ジャーナリストとして活動。日本文化への関心が高じ、ロシア語で俳句を紹介するブログも執筆。ソチ五輪を始めとするフィギュアスケートの国際大会で、記者・通訳としても活躍している。

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