Text by セルゲイ・ヴォルコフスキー

マキシム・コフトゥン選手

今年の欧州選手権は、男子シングルはベテランからニューフェイスまで面白い顔ぶれが揃った。闘う美しきヨーロッパの男たちの見応えのある試合になりそうだ。 ロシアからは、マキシム・コフトゥン、ミハイル・コリヤダ、アレクサンドル・サマリンが出場する。ロシアでは、前評判として、ターゲットのライバルについては、ハビエル・フェルナンデスを大きく取り上げているが、アレクセイ・ヤグディン、エフゲニー・プルシェンコのゴールデンコンビの時代とは違い、現在ヨーロッパ男子選手の実力は拮抗してきている。

ミハイル・コリヤダ選手

ミハイル・コリヤダ選手

先ずロシア代表についてだが、コフトゥンは、活躍を期待されていなかった昨年末の国内選手権で優勝し復活と評されたが、プレッシャーのかかる今大会で結果を出せたとき、初めてカムバックしたと言えるだろう。

コリヤダは国内選手権では急病を患いながらも銀メダルを獲得、メンタルでは新たな自信を得た様子。今大会ではフィジカルの回復が鍵となるだろう。サマリンはコンスタントな実力の発揮と4回転ルッツの成功が不可欠だ。世界選手権の選考がかかる試合なので、 サマリンが4回転フリップの披露をユニバーシアードまで持ち越すように、それぞれ難度は上げず、手持ちのカードで手堅く闘って来るだろう。

そして、言わずと知れた平昌五輪銅メダリスト、本選手権6連覇中のスペインの英雄、

アレクサンドル・サマリン選手

アレクサンドル・サマリン選手

ハビエル・フェルナンデス。メドヴェージェワも「ハビは本当にいい人」としみじみ話していた。彼は実力と優れたパーソナリティを兼ね備えた稀有なスケーターであり、スペインの宝だ。この大会が現役最後の試合となるが、敬意を込めて、健闘と素晴らしいキャリアのエンディングを願いたい。

そして勿論、各国からの新旧の実力者、人気選手にも注目だ。

お馴染みのイスラエルコンビ、2016年本選手権2位のアレクセイ・ビチェンコと、そろそろ覚醒が期待されるダニエル・サモーヒン。

フランスからは国内チャンピオンのケヴィン・エイモズと、ブライアン・ジュベールコーチの秘蔵っ子、アダム・シャオ・ヒム・ファ。

ハビエル・フェルナンデス選手

ハビエル・フェルナンデス選手

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