他にも千葉県勢初のベスト4に進出した流通経済大柏には、準々決勝で逆転トライを挙げたHO作田駿介がおり、2年生ながら落ち着いたスローイングやスクラムで勝利に貢献した。

2年生HOと言えば、1回戦で敗戦したが本郷(東京第2)のHO福澤慎太郎も突破力に長けた選手である。

報徳2年FB山田

最後に、しなやかな走りをラグビーファンに印象づけたのは報徳学園FB山田響(2年)だ。

山田は昨年10月、アルゼンチンのブエノスアイレスで行われたユース五輪に、大学1年生、高校3年生の選手が中心だったが、高校2年生ながら唯一7人制ユース日本代表として抜擢。

地球の真裏で行われた国際大会に桜のジャージーを着て活躍し、南アフリカ代表を2度倒して、銅メダルを獲得に貢献した。

「ユース五輪でプレーした経験が生きた」という山田は、準々決勝の大阪桐蔭戦では敗れたしたものの、ロスタイム、自陣から60mほどを1人で走りきってトライを挙げた。

1・2年生たちは、来年度も当然高校生であり、すでに日本一を目標に新チームが始動し、切磋琢磨しているはずだ。

各都道府県予選を勝ち抜くことが大前提となるものの、きっと再び、新しい元号となった2019年度の年末、花園ラグビー場とラグビーファン、スポーツファンを沸かせてくれるに違いない。

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斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365 」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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