後半、大阪桐蔭はFWでトライ

後半、綾部監督の指示もあり、ディフェンスを修正したという大阪桐蔭は3分、桐蔭学園の攻撃をどうにか止めてトライを許さなかった。

逆に大阪桐蔭は相手のラインアウトのミスに乗じて攻め込み、プレー中にモールを形成。7分、ゴール前まで攻め込んで最後はPR江良颯(2年)が中央にトライ。ゴールも決まって19-17と逆転に成功。

その後、1トライ1ゴールを追加し、26-17とした大阪桐蔭。隙ができれば相手のラックにプレッシャーをかけてターンオーバーし、主導権を握らせない。

後半28分、桐蔭学園SH小西のトライ

それでも桐蔭学園は28分、ボールを継続し、FB伊藤大祐(2年)が抜けだしチャンスメイク。最後は主将SH小西泰聖(3年)が左中間に押さえて、SO津田貫汰(3年)がゴールを決めて、26-24と2点差に迫る。

残りは2分、PG(ペナルティゴール)でも逆転という状況の中で、桐蔭学園は自陣から攻め込む。

しかし、大阪桐蔭は昨年度の悔しさを知るCTB高本が「勇気が必要だったけど、外が余っていたのでいった」と思いっきり前に出て相手にタックルし、外への攻撃を遮断。

攻守にわたって活躍したCTB高本

ルーズボールを大阪桐蔭の選手が一気に乗り越えてキープし、最後はボールを蹴り出してノーサイド。その瞬間、大阪桐蔭フィフティーンは歓喜を爆発させた。

26-24で勝利した大阪桐蔭が、1995年度大会の初出場から数えて13回目の出場で初の栄冠に輝いた。

目を赤くしていた大阪桐蔭の綾部監督は「春の選抜決勝よりもディフェンスで粘り勝ってくれたので良かった」。

胴上げされる大阪桐蔭CTB松山主将

「(アタックは)敵陣に入ってからFWで攻めて、時間を掛けながらですが、モールは嫌がるだろうなと思っていて、そこは私の感覚と彼らの感覚が一致していた」。

「昨年度の準優勝の結果がすべてだったので、そこを超えられた。タフな3年生になったなと思います。(優勝は)実感がないですが、胴上げは気持ち良かったです」と初優勝をしみじみと振り返った。

CTB松山キャプテンは「ラグビー人生最高の試合になりました。しっかりディフェンスどれだけ行くが、キーだったので後半は修正できた。最高の気持ちです」。

「1年間、日本一になるためにやってきたので結果につながってよかった」と胸を張った。

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