そんなこともあってか、マリナーズ入団会見での彼はとても爽やかな表情をしていた。

「夢をかなえようと思い、英語も勉強してきた。自分の強みは真っすぐとスライダー。昔からメジャーの試合を見てきたので、メジャーの選手の球種、フォームだったりを真似しながらプレーしてきた」

大半の質疑応答を英語でこなし、通訳を介した英語の質問にも彼は英語で答えた。

「聞きづらくてすいません。最高峰の舞台でプレーするにあたって、文化や環境、考え方の違いはあるが、いつか最高峰の選手たちと英語で話せるようになれればと思って、少しずつ勉強してきました」

メジャーリーグという夢の舞台に到達するため、彼は涙をのんだあの日からコツコツと地道な努力を続けてきたのだと思う。

そういう姿をきっと、野球少年たちが見ている。

「若い内からメジャーリーグを目指そう!」という意味ではない。高い目標を設定して、そのために一歩ずつ前進していくこと。そして、紆余曲折あった後にその目標に到達したことだ。

そういう姿を隠さず見せてきたことですでに、菊池は子供たちの「良き見本」の一つとなっている。

「高校1年のときに目標設定をして(花巻東の佐々木監督と)『一緒にメジャーを目指そう』と話した。15歳のときから12年、励ましてもらった」

メジャー志望を捨てての日本プロ野球は当初、左肩痛に悩まされたり、暴力事件に巻き込まれたり。ひとつ間違っていれば、決して少なくない他の新人選手同様、そのまま埋もれていた可能性だってある。

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