高校からも入学できるが80名ほどのため、大半が中学生からラグビー部に入部している生徒である。

2008年には土から人工芝のグラウンドとなり、今年の高校2年生の代は中学3年時に、太陽生命カップと東日本中学大会で準優勝を果たしている。

予選決勝でも、そのメンバーであるU17日本代表HO(フッカー)福澤慎太郎を筆頭に、LO(ロック)池田健朗ら、SO(スタンドオフ)吉岡麟太朗、CTB(センター)高橋陽太、WTB(ウィング)長峰奨真、清水鳴哲ら、2年生6人が先発、25人中だと12人が1〜2年生という若いチームだ。

一昨年の選手のひとりは京大に合格、昨年のキャプテンだった杉浦育美選手は東大に現役合格した。それでは選手たちは、どうやって部活と両立しながら勉強時間を確保しているのだろか。

12月中旬に本郷高校に取材に行くとちょうと校内合宿中だった。渡邉監督が標榜する「FW(フォワード)とBK(バックス)全員でボールを活かす」ラグビーが信条だが、「少しモールが弱くなってしまった」ということで、FWはモールの練習に精を出していた。

予選決勝では、FWの強い目黒学院の近場のアタックを止めたことが勝因となったように、強豪校に対してフィジカルバトルでも逃げるわけにはいかない。

そのため、週2日ほどはウェイトトレーニングの時間を設けている。この日も、FWがユニット練習の間は、BKがその最中だった。

驚いたのが練習スケジュールだった。朝6時に起床し、まず1時間練習。朝食を挟んで1時間勉強してから、午前の練習を2時間半。

そして昼食を食べた後、再び、2時間の勉強をした後で、さらに2時間半の練習。お風呂や夕食の後は戦略、戦術のためのミーティングを1時間行い、2時間の勉強をやって22時に就寝という予定だ。

つまり花園直前でも勉強時間が5時間と、ラグビーの練習時間とほぼ同じだ。3年生の中で、指定校推薦で合格した選手は15人中1人のみで、14人は受験生。

コーチが監視するわけでもなく、昼食後に選手たちは空いている教室や共用スペースで勉強を始めていた。本郷高校は、夏は山中湖で合宿するのが通例だが、その時も同じようなスケジュールだという。

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