師走も押し迫ってまいりました。
今年も終わりを告げるのですね。
23日に今上天皇陛下が85歳のお誕生日を迎えられた。そして、来年の4月末で譲位される。平成の世を象徴としてその公務に常にご尽力いただいた。ありがとうございます。

この時期によく、今年を、今シーズンを振り返ることがありますけれど、僕にとっては、過ぎたことはあまり重要ではない。もちろん記録として2018シーズンに何が起きたか、どんな出来事があったかはとても大切なのです。しかし、レーシングドライバーやレース関係者と同じようにわれわれのようなモータースポーツにこびり付いている存在の仕事をしている者も、この時期は大変です。
来シーズンは、どのような仕事ができるだろうか。ワンシーズンを健康で過ごすことができるだろうか、フィジカル、メンタル両面を高いレベルに維持して目標に到達させられるだろうか。本当に心配で心配で夜も眠れない状況なのです。のんべんだらりと暮らしていると、どこからか「ボーッと生きているんじゃねーよっ!」って怒られてしまいます。ああ、どうしようと思案している自分を俯瞰している自分がいるところで目が覚めました。

天皇誕生日のおかげで三連休となって、のんべんだらりと暮らしていて、なんとなく床にはいって夢見が悪く目覚めたわけです。仏教徒だからというわけではないですが、あまり赤い服で白髭の小太り老人のイベントにはあまり興味はありません。よって、静かな三連休でした。

そんな中、競馬で前人未到の4000勝を記録した武豊騎手のドキュメンタリー番組が流されていた。獲得賞金は、なんと830億円を超えるらしい。驚きです。天才と言われる武騎手は、競馬界では、すでにレジェンドの域に達している。インタビューに対して淡々と受け答える様は、まるで宗教家のようにも見えた。そして、騎乗することがこの上なく好きなのが感じられた。2010年に落馬事故で大怪我を負い、数ヶ月後に復帰を果たすも、事故のトラウマと怪我の完治まで2年以上の歳月が有した後に再起を果たした。

競馬の世界では、人馬一体として勝利を目指す。どれほどジョッキーが優秀でも馬が走ってくれなくてはどうにもならない。その馬は人間のように性格が様々だという。それを御することが大きなファクター。馬場のコンディションでも馬の走りがかわる。

彼の技を知れば知るほど、モータースポーツの世界に通じるものがあると思い見ていました。人車一体という言葉が頭に浮かびました。

良い新年をお迎えください。2019年が皆様に良い年であるようにお祈りします。

photo

高橋 二朗
日本モータースポーツ記者会。 Autosport誌(英)日本特約ライターでもあり、国内外で精力的に取材活動をするモータースポーツジャーナリストの第一人者。1983年からルマン24時間レースを取材。1989年にはインディー500マイルレースで東洋人としては初めてピットリポートを現地から衛星生中継した。J SPORTSで放送のSUPER GTのピットレポーターおよび、GTトークバラエティ「GTV」のメインMCをつとめる。

お知らせ

【【モータースポーツが見放題!】】
J SPORTSオンデマンドなら
アンテナ不要!チューナー不要!

SUPER GT、WRC、スーパーバイク、
世界耐久選手権(WEC)など充実のラインアップ!
PC、スマホ、タブレットでご覧いただけます。

モータースポーツパック:月額1,800円(税抜)
※25歳以下の方は、U25割:月額900円(税抜)

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ