EU(ヨーロッパ連合)の統合が進んだヨーロッパは1つの連邦国家のようなものだ。通貨もほとんどの国で共通化され、国境も自由に移動できる。

もっとも、各国でポピュリズム政党が台頭しており、EU統合の将来は見通しがきかない。

あまりにも急激に加盟国を増やしすぎたことや、財政・金融政策は各国政府の手に委ねながら共通通貨(ユーロ)を導入した矛盾など多くの問題を抱えるEUだが、英国の離脱を巡って交渉が暗礁に乗り上げてしまったことでも分かるように、統合は後戻りできないところまで来ているのだ。独自通貨ポンドを残しているなど比較的独立性の強かった英国ですら、離脱は容易ではないのだ。まして、ドイツやフランスがEUを離脱することはもはや不可能に近い。

それなら、サッカーのリーグ戦もナショナルなものにこだわらずに、ヨーロッパ・リーグを創設してもいいのではないか。いや、ヨーロッパ統合の象徴としてサッカーのヨーロッパ・スーパーリーグが存在すべきでさえある。

既得権益を守りたいFIFAやUEFAとメガクラブの間のこれからの攻防に注目したい。

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後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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