既得権益を守るという立場で、FIFAとUEFAは見事に一致したわけだ。

だが、僕はこの「スーパーリーグ」構想はぜひ実現すべきだと思う。40年前には不必要だったかもしれないが、今のヨーロッパ各国の主要リーグの状況を見ると「時代が変わった」ことは明らかだ。

1990年代にテレビマネーが流入することによって、ヨーロッパのサッカー界はすっかり様変わりした。巨額の資金を得たメガクラブはますます強大化し、他のクラブとの戦力差は拡大の一途をたどっている。今シーズンの各国リーグを見ても、イタリアはユベントス、フランスはパリ・サンジェルマンが圧倒的なポジションにいる。ドイツではバイエルンが低迷したおかげでブンデスリーガは混戦模様だが、イングランドのプレミアリーグはリヴァプールとマンチェスター・シティの一騎打ちなど、各国とも優勝を狙える戦力を持つクラブは1つか2つに絞られてしまっているのだ。

そんなリーグが面白いのだろうか?

日本のJリーグは川崎フロンターレがあっさりと優勝を決めたものの、ACL出場が懸かる3位争いやJ1残留争い、J2上位による昇格争いが最後まで大接戦となった。つまり、Jリーグは実力差のないリーグなのだ。そして、僕は本来リーグ戦というのはこうあるべきだと思っている。

最近サッカーに目覚めた若いファンは、ヨーロッパの状況を見慣れているので「リーグ戦には圧倒的な王者が存在するのが普通で、Jリーグがおかしい」と思っている人もいるようだが、話は逆だ。リーグ戦は混戦の方が面白い。

たとえば、横綱制度がある大相撲だって最近は横綱たちの不調で大混戦。11月の九州場所では22歳の貴景勝。数年前だったら「白鵬の優勝は当たり前」だったが、そんな時代よりも混戦の方が面白いと、僕は思う。

だから、ヨーロッパのサッカー界もメガクラブを集めて、大混戦必至のリーグ戦を作った方が面白いのではないか。そして、こうしたメガクラブが抜けた各国リーグは、こちらも「スーパーリーグ昇格」を懸けて大混戦を繰り広げればいい(昇降格の道はぜひとも残すべきだ)。

お知らせ

世界最高峰リーグ イングランド プレミアリーグ!

J SPORTSでは18/19シーズンも注目試合を毎節5試合お届けします。
試合中継から関連番組までJ SPORTSでお楽しみください。


»特集ページはこちら
»お申し込みはこちら

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ