マット・ギタウ、アンダーソン フレイザー

まだ1月にトップリーグカップ戦の順位決定トーナメントが残っているので、シーズンが終わっていないが、今季のトップリーグの優勝争い、順位争いを振り返れば、短期決戦だけに一戦一戦の価値が重く、中身の濃い試合が続いた。外国籍選手の特別枠(海外で代表経験のない選手)が「1」から「3」に増えたことで、海外出身者が半数を超えるチームもあった。ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリアのトップ選手が多いが、彼らは総じてディフェンス能力が高い。接戦が多くなった一つの要因だろう。

第3節(9月14日)で神戸製鋼がサントリーを36−20で破った試合は、ダン・カーターのトップリーグデビュー戦として印象深い。第6節(10月13日)、太田の地で無敗を誇っていたパナソニック ワイルドナイツがリコーブラックラムズに17−26で敗れた試合も衝撃的だった。立川理道キャプテン率いるクボタスピアーズは地力をつけ、トップリーグ総合順位決定トーナメントではサントリーを苦しめた(スコアは、26−28)。

めきめきと力をつけるトヨタ自動車ヴェルブリッツは、順位決定トーナメント1回戦で優勝候補の一角であるパナソニックを31−27で破った。しかし、準決勝は神戸製鋼に敗れ、3位決定戦では今季限りの退任を発表した清宮克幸監督のヤマハ発動機ジュビロに競り負けている。セットプレーを中心にしたヤマハスタイルは、堀川隆延ヘッドコーチに引き継がれる見込みだ。

下位グループでは、宗像サニックスブルース、コカ・コーラレッドスパークスの九州勢が振るわず、初昇格の日野レッドドルフィンズは初戦で宗像サニックスから初勝利をあげたが、その後は負けが続き入替戦に回ることになった。

岡田

WTBとして大活躍だった岡田優輝(トヨタ自動車)が新人賞を受賞

新人賞は、WTBとして大活躍だったトヨタ自動車の岡田優輝が受賞。最多トライゲッターは、HondaHEATのレメキ ロマノ ラヴァ(8トライ)、得点王は豊田自動織機シャトルズのサム・グリーン(68点)が受賞している。

トップリーグのレベルアップが日本代表の実力を押し上げているのは間違いない。2019年はラグビーワールドカップ優先の日程のため、トップリーグはカップ戦のみになるが、この一年を各チームがどう過ごすか。それが2020年以降の戦績につながる。じっくりとチームを作りなおす機会ととらえて活動してもらいたいと願う。

ジャパンラグビー トップリーグ2018-2019 最終順位

1 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
2 サントリーサンゴリアス
3 ヤマハ発動機ジュビロ
4 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
5 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
6 パナソニック ワイルドナイツ
7 クボタスピアーズ
8 リコーブラックラムズ
9 HondaHEAT
10 NECグリーンロケッツ
11 東芝ブレイブルーパス
12 キヤノンイーグルス
13 宗像サニックスブルース
14 日野レッドドルフィンズ
15 豊田自動織機シャトルズ
16 コカ・コーラレッドスパークス
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村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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