失トライ直後のキックオフボールを確保したNTTコムは、相手の反則もあって敵陣へ。

後半37分、左ゴール前スクラムのチャンスを得ると、指揮官のロブ・ペニーHC(ヘッドコーチ)が「美しいトライ」と表現したサインプレーを披露。ルーキーのWTB石井勇輝が殊勲の同点トライ。

SO小倉が正面のゴールを成功させ、試合時間残り2分で、2点リード(43−41)を得た。

NTTコムは直後のキックオフボールも確保。ここでセオリー通り、フォワード・ユニットでキャリーを続けながら、フルタイムのホーンを待つ作戦に。

しかし自陣左で、痛恨のノット・リリース・ザ・ボール。

するとパナソニックはショットを選択。CTB松田の右足に賭けた。

この選択についてディーンズ監督は「前半、中盤、後半でモールも組みましたが、そこで我々のモールとレフリーの判断が合っていないところがありました。あそこで狙うことは間違いではなかったと思います」と振り返った。

この日のパナソニックはレフリングとの相違に苦しんだ。ゴール前ラインアウトからのモールを選択せず、自分たちで勝負を決められるPGを選択した。

決まればパナソニック勝利――。会場は無人のように静まり返った。

そして放たれた約35メートルのPGは、なんとポストを直撃。ボールはポスト左にこぼれ落ち、これを捕球したNTTコムのSO小倉が蹴り出し、劇的なノーサイド。

最終スコアは43−41。NTTコムが6季ぶりにパナソニック戦に勝利した。

ドラマチックな試合で、敗者の側に回ったパナソニックのディーンズ監督は「意味付けの難しい試合だったにも関わらず、両チームの選手が素晴らしい試合を見せてくれました」と語った。

「ゲームの入りは素晴らしいスタートを切れました。しかし中盤で簡単にボールを渡し、ターンオーバーからトライを取られることを繰り返してしまいました。ただ終盤はスイッチを入れて良いラグビーをお見せすることができたと思います」と振り返った。

一方、選手・スタッフには涙もあったNTTコム。指揮官のペニーHCは「私たちはここ数年で成長を遂げてきたチームです」と胸を張った。

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