それでもジョゼ・モウリーニョ監督は、ゴール前に《バスを並べる》のだろうか。16節終了時点の26失点が示すように、今シーズンのユナイテッドは守備が機能していない。攻守の切り替えが鈍く、ズルズルと後退していく。CBも脆弱だ。GKダビド・デヘアの好守がなければ、いまごろボトム10で苦しんでいたに違いない。

もはや籠城は無意味だ。モウリーニョ監督はみずからの哲学に反し、KO負け覚悟の撃ち合いを挑むべきだ。

故障者が相次いでいるリヴァプールDF陣を崩すには、マーカス・ラシュフォード、フアン・マタ、アンデル・エレーラ、ジェシー・リンガードの運動量と機動力を軸に据えなくてはならない。ハムストリングの痛みが癒えているのなら、アントニー・マルシアルの先発も十分に考えられる。モチベーションを失ったポール・ポグバは不要だ。リヴァプールは空中戦を多用しないのだから、マルワヌ・フェライニの高さも無用の長物に等しい。

いま、首位リヴァプールとは16ポイント差。敗れると19ポイント差に広がる。シーズン半ばにして優勝は絶望となり、チャンピオンズリーグの出場権獲得もかなり怪しくなる。守るだけでは、相手の長所を消すだけでは勝てない。モウリーニョ監督の《勇気》が試される一戦だ。

※リヴァプール対ユナイテッド戦は、12月16日(日)深夜 0:45〜から『J SPORTS 2』で生中継いたします。

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粕谷 秀樹
月刊ワールドサッカーダイジェスト初代編集長を務めた。海外サッカーの解説者としても活躍。

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